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昔の扉絵を見てみたら(キャラデザとは……?)

※目安:約3700文字

こんにちは、梅本龍です

はじめに
かっこ悪いことこの上なく言い訳させていただくと
自分はイラストレーターであるとか
普段何か漫画とかイラストとか描いているとか
つまり『絵師』と呼ばれるような人ではなく

本来はnoteで文章を書いたり
スマホで撮った写真をアップしたりしている人(素人)である
という大前提を踏まえてお読みいただけると
大変ありがたいです
つまり、専門性のない事を書いています

それでも
「自作品を発信する方法の一つとして
アニメ風なコンテンツを作ってみた人」

が、改めてキャラクターのデザインについて考えてみた話
として興味を持って頂けた方には
最後まで読んでいただけると嬉しいです

1.現在使用中のロゴは結構気に入っています

YouTubeで使用中のシルエットロゴ
現在は各種アイコンやX、BOOTH、HP内でも使用していますが
実はかなり初期から存在していたのです

YouTubeで使用中のシルエットロゴ

とは言っても
最初はシルエットとして存在していた訳ではなく
5人の立ち絵が並んだnote記事のトップ画として
2022年に描いたものです

先日、とある動画を製作中に
このトップ画を使う機会があり
久々に見てみたらあまりの変化にびっくりしてしまいました
あぁ、確かに昔の彼らはこんな姿をしていたなぁって

住人たちの初お披露目

2.1つのものをこねくりまわす

この時はあまり意識していなかったのですが
これがいわゆる「キャラクターデザイン」みたいな感じになっていた訳です

12月26日に書いた1話読み切りの短編小説を
翌日「脚本化してみたいな」と思って
(脚本の勉強もしたことないのに)
見よう見まねで書いていたら
住人たちの姿がイメージできたので
描いてみた……という感じでした

しかもペイントアプリの使い方もイマイチで
絵の具の要領で色を使うと変な感じになるし
ペンもツルツル滑るし
ブラシツールもよくわからず……
という中で描いたものでした

その後、この物語に関する活動は全くなかったのですが
2023年の春
同じ物語を「小説」「脚本」「漫画」「動画?」
それぞれの切り口から展開するという
複合型コンテンツというものを作ってみたくなり
彼らが復活しました
(一応書き切ったけれど「漫画はもう無理」ってなりました)

同年の夏には短編小説の連載を始めて
その延長でアニメ風動画を作ってみたくなり
現在に至ります

3.「声」の影響

初登場から約10ヶ月くらい経った頃の住人たち

アニメ風の動画ということなので
cv.が必要になるのですが
ここで「声」を授かったのがとても大きな出来事でした

何せ初めて「音声データ」というものをいただき
確認のために再生した際
「うわ、声がいい!!」
という大衝撃を受けたからです
そりゃそうですよね、実力ある声優さんたちの声ですから

ですが、それで素人の作画がとても不安になり
一旦作りかけていた作画を見直すきっかけになったのです

設定表を元に声優さんたちが役を作ってくださり
素敵な声によってせっかく彼らが動き出してくれたのだから
声から受けた印象も姿の一部に取り入れられたらなぁ
などと考えてみました
そうしたらより「このキャラクターが喋ってる」
という印象を強く引き出せるんじゃないかなと思いました

2023年12月に公開した出会い編から
現在の日常編にかけても
作画については日々アップデートを心がけているので
動画内でも少し絵が変化していると思います

その時の最高をお届けしようとしているからなのですが
何せ「最高」が素人レベルで更新されている
という点が少々申し訳ないところです

日常編へむけ、日向荘そのものも描き直したりして

4.そして最初へ戻る

そうやって彼らが動き出して
容姿としての個性も固まってきて
動画投稿開始から
もう少しで半年が経とうとしています

動画を作って発信し続けるのは
見てくださる方あっての事でもあるので
半年近く続けてこられている現実に
改めて感謝しています
noteでの初登場からは1年半ですね
本当にありがたい事です

「日向荘の人々」は
いわゆる素人の作った一次創作小説ですが
文字だけで誕生した次の日に
イメージとしてではあるけれど
姿を得たわけです

「自分の頭の中からちゃんと出てきた」

そんな感じではあるのですが……
でも例えば
正式な制作の段階としてあえて名前をつけるなら
キャラクターデザインみたいなものなんじゃないかな
などと思ってみたりもしたのです

その後声を得て
動画の中で動き出しました
姿があって声があったら
二次元の世界で生きていると言ってもいいですよね!?

そんな中で初期の彼らを見ることで
年月を感じたというか
今かいたらどうなるのかなぁと
興味が湧いたのです

5.もう一度かいてみた

以前かいた絵をもう一度かくというのは初めての事です
よく考えたら当然で
元々絵を描く人ではないから
描き直す「元の絵」なんていうものがほぼないんですねw

やってみて面白いなと思ったのはまず
キャラクターがブレてないな
という点でした

2024年5月に再びかいてみたこの並び

(左から)
・ござるは物静かで少々オタク気質(ヒーローマニア)
・メガネは落ち着いた感じと硬さがある第一印象
・102は何か一歩引いたような視点を持っている
・たくあんはとにかくマイペースでフリーダムでクレイジー
・キツネは愛嬌があって明るく元気

小説内での表現としてとか
ビジュアルを介していない部分だと
個性が凝縮されてきた感はありますが
動画としては
根本的な個性は保持されている感覚です

そして改めて驚いたのは
キツネくんのヘッドフォンが
初登場以降は一度も描かれていなかったこと

最初の設定では
作曲活動をしているから
いつもヘッドフォンを首にかけているような
わかりやすいイメージのつもりだったのですが
(ついでに、聴覚が敏感でノイズキャンセルの
効果としても使用している設定だった)
音楽を作っているからって
常にヘッドフォンを持ち歩いている訳ではないだろうし
単純に描くのも大変だし

……で、その設定はやめてしまったので
結局最初の絵だけでしか描かれていなかったんだなぁと
面白い気持ちになりました

なので、せっかくだから今回は
ヘッドフォンも描いてみましたよ
(ござるのTシャツが変更になったのも
単純にボーダーシャツを描く労力がキツいからです)

彼らの使用眼鏡のフレームについては
驚くほど最初のイメージのまま現在も受け継がれているので
やはりキャラクターデザインには
キャラクターの性格とか背景設定などが
強く影響する
んだなぁと感じています

6.プロの方へのリスペクトが更に高まった

でもまぁこれは
元の小説から作画、動画まで
1人でやってるから許されることで

プロの仕事ならば
他人が作った作品の軸に
また別の人が関わって肉付けして
共有された設定を元にデザインしていくわけで

これらを完成させて
納品してなんぼ
なのですよね

世の中のプロの方々を改めてリスペクトします
ホント、語彙喪失みたいになってるけど
とにかく凄いです!
しか言えないです

今回の「日向荘の人々」に関して
それと近いものを感じたのが
既出の「声」の部分です

声優さんにお仕事を依頼した経緯は
別の記事でも紹介しているのですが
ディレクターの方を介してお願いしていたため
極力簡潔にまとめた設定表のデータと台本原稿しか
お渡ししていないんです

キャラクターのイメージは
あくまでイメージ画であって
キャラクターデザインとは多分ちがうし
もしかしたら書ききれていなかった人物像とか
設定もあったかもしれませんが

その設定表と原稿からの読み取りのみで
キャラクターの個性を
驚くほどド真ん中で掴んでくださったのです

役者さんの読み込み(解釈)ってすごいなぁと
プロの凄さを感じた出来事でした

こうやって
(見よう見まねではあるけれど)
やってみたからこそのプロの凄さを知る
なんてことは
世の中にたくさん転がっているんだろうなぁ
と感じています

全てのプロにリスペクトです✨

おまけ.ちなみに、きっかけとなった動画はこちら

さて、最初に
「とある動画で使うために」
初登場のイラストを引っ張ってきた

と書いたのですが
その動画とはこちらです

物語の舞台でもある
日向荘の103号室内に定点カメラを設置し
たくあんの作業風景をお届けするという
コンセプトで制作した
作業用BGMの動画です

とはいえそこは103号室なので
住人たちも順次集まってきて
次第にわいわいしていく様子も
定点カメラがとらえています

そんな動画に流れるのは彼らの自然体な声と
作品内で使われているBGM集
・たくあんと一緒に作業する
・画面をただただ眺める
・サウンドトラックとして聴く
・リラックスタイムのお供に
・睡眠導入としても?
など、楽しみ方は多様にあると思います

雨の日の103号室で作業をする
という設定でもあるので
雨の音、そこに重なる音楽や声が
心地いいんじゃないかなと思っていますので
是非ご視聴ください!

その動画の最後の部分で
作品紹介をサラッとさせていただいてますが
その中で『初お披露目回』として
立ち絵が並んだ2022年当初のイラストが登場しています

他にも、ささやかながら
日向荘シリーズの歴史がサクッと
何となくわかる内容になってますので
ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!

今後ともよろしくお願いします

最後まで読んでいただきありがとうございます!