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2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』あらすじ&感想(第42回「離れゆく心」)

■あらすじ

毛利攻めの副将である荒木村重までもが信長(染谷将太)に反旗をひるがえす。必死に説得をする中で、この終わりの見えない全ての戦が、武士の棟りょうたる将軍の復権につながっていると悟った光秀(長谷川博己)は、義昭(滝藤賢一)が追放された鞆の浦(とものうら)へ足を運ぶ。そこで見たのは、釣りざおを垂らす暮らしをしているかつての将軍・義昭の姿だった。一緒に京に帰ろうと促す光秀に、義昭は「そなた一人の京ならば考える」と告げる。

■大河紀行 兵庫県伊丹市

江戸時代、酒造りの町として発展した兵庫県伊丹市。現在、駅となっている一帯には、明智光秀の娘が嫁いだ有岡城の主郭がありました。今も残る石垣が、当時の面影をとどめています。荒木村重の居城・有岡城は、町全体を堀と土塁で囲んだ、惣構(そうがまえ)の城でした。城の北端に位置する猪名野(いなの)神社。砦(とりで)が築かれたこの地には土塁の一部が残されています。信長は、謀反を起こした村重を討つべく、総攻撃を仕掛けました。兵糧攻めの後、墨染寺(ぼくせんじ)付近にあった砦から内通者が出、あえなく落城。その後、信長は荒木家にゆかりのある人々をことごとく処刑。この時、犠牲になった女性たちを弔う塚が残されています。有岡城の戦いは、信長の残酷さを世に知らしめました。



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