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2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』あらすじ&感想(第39回「本願寺を叩け」)

■あらすじ

戦に次々と勝利し、朝廷より武士としては最も高い冠位を授けられる信長(染谷将太)。しかし三条西実澄(石橋蓮司)は、もはや帝(坂東玉三郎)さえもないがしろにするその態度を危険視していた。大坂本願寺との戦いに疲弊する光秀(長谷川博己)のもとにやってきた信長は、一方的でむちゃな要求を繰り返す。そんな中、高熱で倒れる光秀。運び込まれた京の館で、必死に回復を祈る妻・熙子(木村文乃)だったが…。

■大河紀行 滋賀県大津市

琵琶湖をのぞむ西教寺(さいきょうじ)。光秀の妻、熙子(ひろこ)が埋葬されている明智一族の菩提寺です。
比叡山焼き打ちののち、光秀が復興に尽力したこの寺の総門は、居城・坂本城から移築したものだと伝えられています。
熙子の葬儀は、この寺で執り行われ、光秀も参列したと記録されています。武士の夫が妻の葬儀に参列することは珍しいことだったといいます。
越前での貧しい暮らしの中、熙子は黒髪を売って光秀を支えたという逸話があります。
内助の功は後々まで語り継がれ、松尾芭蕉の句にも残されています。
『月さびよ 明智が妻の はなしせむ』
最愛の妻・熙子を亡くした光秀は、悲しむ間もなく、天下静謐(てんがせいひつ)のため次なる戦に向かったのです。


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