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2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』あらすじ&感想(第31回「逃げよ信長」)

■あらすじ

ついに越前へ向けて出兵を開始した信長(染谷将太)。破竹の勢いで敦賀まで制圧をする。しかし、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)のいる一乗谷まであと一歩に迫った金ヶ崎で、浅井長政(金井浩人)が信長を突然裏切り、背後から迫ってくる。朝倉・浅井に挟まれ絶体絶命の信長軍。このまま前進するという信長を光秀(長谷川博己)は、織田信長はいま死んではならない、逃げるべしと強く説得。それは数万の兵を率いたしれつな退却戦の始まりだった…。

■トリセツ

信長、最大の危機! 金ヶ崎城の退き口
信長は、帝の勅命により「若狭の武藤を討つ」を口実に越前へ出陣。手筒山城と敦賀を攻略し、金ヶ崎城に入城。しかし、信長の妹・お市の輿入れで結んだ同盟に反して、浅井長政が朝倉側に寝返り、織田軍は朝倉・浅井に南北から挟み撃ちにされる窮地に陥りました。信長は撤退を決意し、若狭街道から浅井の領地を避けながら、2日をかけて京に戻りました。
光秀と藤吉郎らは、織田家臣の中で信頼を得ることになりました。

■大河紀行 福井県美浜町・敦賀市

若狭と越前の境に位置する美浜町。朝倉攻めを前に、織田信長は国吉城に入りました。

明智光秀も訪れたと伝わるこの地には、石垣や曲輪(くるわ)などの遺構が残されています。ふもとでは現在も発掘作業が行われていて、居館の礎石や、陶磁器が発見されています。

信長は3日間、国吉城に滞在し、敦賀へと進軍しました。織田軍は天筒山城(当時の表記は手筒山)を攻め落とし、翌日には峰続きの金ヶ崎城を攻略します。

八幡神社はこの戦いで被災したといい、信長は後にこの地を訪れ、太刀を寄進したと伝わっています。

浅井長政(あざい・ながまさ)の裏切りを知り、撤退を余儀なくされる織田軍。秀吉と共に殿(しんがり)を務めた光秀は、国吉城を経由し、京へ戻りました。

信長を窮地から救った金ヶ崎の撤退戦で光秀は名を上げることとなったのです。


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