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湘南ビーチクリーンforカエルデザインwithリハス(tvk 猫ひた、海と日本)

海に行ったことありますか?

その海はどんな海でしたか?

足で踏んだのはですか?それともマイクロプラスチックですか?

9月13日の日曜日、神奈川県藤沢市の江ノ島では「海と日本プロジェクトinかながわ」の海ゴミゼロウィークということで特別企画のビーチクリーン活動が行われました。猫のひたいほどワイド内のお知らせでこの活動が行われることを知り、参加してきました。埼玉県からだけど、屋外活動だしあまり密にならないので参加を決めました。猫ひたの火曜ブルー大矢くんも参加すると聞いて行ってみたいと思ったことがきっかけです。

でも、凄い現実を沢山目にしました。これは、多くの人に知ってもらう必要のある現実です。そこに集まった人たちと、約束してきました。「今だからこそ、オンラインツールを使ってまずは広めよう!」と。

だから私は、このnoteでこういった活動、そして今の現状を広めようと思いました。

この特別企画では、2部構成で9時~10時までは第1部、10時~11時は第2部でした。会場は片瀬西浜鵠沼海岸。第1部では「調べるビーチクリーン」ということで実際に砂浜にはどんな種類のごみが多く存在し、どうしてそこにそのごみがあったのかなどを7~8人ずつのグループに分かれて調べました。

何だったと思います??1番多かったごみ。

それは…………

1位 たばこの吸い殻

2位 ボロボロになった発泡スチロール(そんなに大きくない)

3位 花火

です。

中でも驚いたのは、発泡スチロールの破片たち。想像を絶する量で、小さいものも結構あり、そのまま海へと流れ込んで魚が食してしまう理由がよくわかりました。たばこの吸い殻に至っては、砂浜と同化しているくらい多く、私たちのグループでは、30分ほどで30本近い数の吸い殻を拾いました。

ある程度拾い集めたら、リーダーのところに集まり花火はどこからやってきたのか、発泡スチロールはどうしてこんなに多いのかなどについて話し合いました。

結果……

たばこ:普通に喫煙者によるポイ捨て。

発泡スチロール:魚釣りに使用する発泡スチロール容器のふたの開け閉めにより、こすれてちぎれ落ちたもの。

花火:やり終わってその場において行った、風で飛ばされた。

となりました。この他にも、お菓子のビニールごみやプラスチックの破片、ティッシュペーパーらしき紙ごみなども多くありました。

そして第2部では「10000ピースプロジェクト」ということで、1メートル四方に区切り、その中のマイクロプラスチックを徹底的に回収するという活動を行いました。ふるいで砂をふるい、出てきたマイクロプラスチックを紙コップに入れていく作業です。これをやり終えたら1ピースとして数え、まずは全国で10000ピースを目指しましょうという取り組みの一環です。そして集まったマイクロプラスチックは障がいをもつ方々が、なんとアクセサリーに加工してくださるという素晴らしい連係プレーの企画なのです。

そしてなんと、今回は沢山ある1メートル四方の枠の中のうち2つのところにだけ何かが埋まっているということで、その何かが埋まっていたところに当たった人には豪華景品が後でプレゼントされるという企画までありました。みんな「わーい」と、取り掛かりました。

いざ取り掛かってみると悲惨な現実を目の当たりにしました。一見あたりを見渡すと、きれいな砂浜。でも実際は……よーーーく見ると小さな小さなマイクロプラスチックがたんまりと砂浜にはありました。これが海へと流され魚たちが間違えてというより食べ物と一緒に飲み込んでしまう……。そしてその魚を私たちが食す。結局は自分たちの手で自分たちの首を絞めているのです。NPO法人 湘南クリーンエイド・フォーラムの高田さん、そして同じくNPO法人 湘南ビジョン研究所の方から「2050年には海の中のプラスチックの量が魚の量を上回ると言われている。」「プラスチックは海の中で有害物質と癒着し、魚にとってより有害化する。」というお話を聞きました。

「海行かないし、関係ない。」「海を汚した覚えも何かを捨てた覚えもない。」とかそういう問題ではないのです。魚を食べるのだから、少なくとも関係はその時点であります。そして、海を汚していなくても、実際もう汚れてしまっている、マイクロプラスチックが多く存在しているのが現実です。だからもっともっとこういったボランティア活動をより多くの人間がやらなければならないのです。食事の後に歯を磨くように。歯は磨けば蝕んでいくことを防げます。内臓は海ごみを無くさない限りじわじわどんどん蝕んでいきます。だから、10000ピースプロジェクトとして、海に遊びに行ったらまずは1ピースを完璧にやって、SNSで「#10000ピースプロジェクト」というのをつけて、写真とともに載せる。こうすることでNPO法人の高田さんが集計してくださるそうです。埼玉県には海がないので、また神奈川県に行ったりして、10000ピースプロジェクトをやると決めました。別に海に限った話ではないので埼玉県でも、地元でも色々なボランティア、清掃活動などに積極的にこれからも参加すると心に誓いました。そしてそこでは沢山の出会いがありました。同じように猫ひたファンで猫ひたを見てやってきた方との会話、大学生くらいのお兄さんとの会話、NPO法人の方々へ質問。子供連れのお母さんに1人で来た大学生くらいの男の人、そして夫婦やおじいちゃん。様々な年代の方が参加していました。だから恥ずかしがらずに、より多くの人にそういう活動をしてもらいたいです。


そして……

なんと、私たちの陣地に……何やら埋まっていた!!!!

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「おめでとうございます~!出ました!当たり!!良かったね~!!」と言われ、豪華景品と後で交換。更になんと、もう1人の当たり主もまたうちのグループのお兄さん!とても感じの良い方でした、お兄さん。砂浜の清掃活動なのに襟なしのお洒落なワイシャツを着ていて、「埼玉からいらしたんですか?なんだか自分が恥ずかしいです。神奈川県民なのにまだ4回目くらいで……。」と言っていました。いや4回も参加されている方がすごい!!見習います!神奈川っていいですね。なんだかあったまる。でもやっぱり我らが埼玉県も暖かい!!

そしてうちのグループのリーダーの方が「当たり2人ともうちのグループよぉ~!」と盛り上がっていました。そしていよいよ閉会式。高田さんが司会を務めていらして、「何か気がついたことがある人!」「なんのゴミが多かった?」などマイクを通して質問を投げかけ、襟なしの素敵なお兄さんや私も発言をし、いい感じの閉会式でした。みんな思ったこと感じたことは大体一緒で、やはりこういう活動をし終えた時にだけ感じる事の出来るものも多々ありました。

そして「埋まっていた焼き物を持っている2人は前に出てきてください。」と言われお兄さんと前に出ました。そしてなんと豪華景品は手作りのトング!!これで清掃もさらに楽しくなりますね(^^♪ しかも牛の(あ、牛じゃなかったかも)本革が巻いてあり、金色で「10000ピースプロジェクト」との記載もありました。めちゃめちゃカッコイイ!

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お兄さんとも感情共有をしてさらになんと大矢くんに、「それめっちゃいいね、欲しい!」と声を掛けられました。そして終わった後、大矢くんにサインをいただきました。一生の宝物です!!参加してとても良かったと深ーく思いました。きっかけは何でもいいのです。誰かに会いたい、これを見たから、誘われたから……。きっかけよりもその活動に参加することこそが一番重要です。神奈川の江の島では毎月この清掃活動は行われているそうです。人間が食すお魚さんたちが生活している海を世界全員で、守っていきましょう!!!

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