実績の賞味期限｜むくもみ

むくもみ｜こどもたちへ

2023年3月23日 06:12

娘は最近、ご飯を残すことがクセになってきているらしいのですが、理由がwからんむくもみです。

#今まで食べとったやないか

今回は実績には賞味期限がある。というテーマでお話ししていきたいと思います。

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それじゃいきましょう！

▼オリンピック選手

先日、業界のオリンピック選手にお会いさせて頂く機会をいただきました。

おそらくこの業界では1番メディアに露出していた方だと思います。

とてもステキな人で世界でトップを目指すためのマインドやスキルを持ち合わせていることは間違いないな。と刺激をいただきました。

しかし、色々と話を聞いて、周りの状況を見ていると、これまでの実績や経験を活かしきれていないのかな？

という感想を持ちました。

オリンピック選手と言えど、人であり生活があります。

そしてオリンピックとは国から見れば経済活動の一環です。

競技自体に興味があるわけではなく、その周辺で生まれる経済価値に注目しているのです。

オリンピックが終わってしまった現在、元オリンピック選手の方への支援は無いそうです。

企業もスポンサー契約の人数を減らし、支援する費用の量も減らしているようです。

つまりアスリート達は十分にお金があるわけではないのです。

練習するためにもお金が必要、生活するためにもお金が必要なのです。

▼賞味期限を切り売りしてる

練習や生活をするためにお金を稼ぐ。

そうでなければアスリート活動を続けていくことができません。

アスリート達はどうやってお金を稼ぐのか？

自分がやってきた競技での経験やスキルを教えてお金を得ようとします。

もちろん求める人はたくさんいます。

喜ぶ人もたくさんいるでしょう。

売りは今までの実績です。

オリンピックに出場しました。

日本一になりました。

世界大会で優勝しました。

などなど。

輝かしい成績です。

現役の状態もしくは現役を引退してから少しの間はチヤホヤされるでしょう。

人もたくさん集まってくれます。

しかし、1年経つとまた新しい日本一が誕生します。

4年経ってしまえばさらに新しいオリンピック選手が生まれます。

ついには過去の人になってしまうのです。

実績で人を集めていたはずなのに新しく生まれた優秀な選手のところに人が集まるようになります。

流行というやつです。

流行りがあれば、廃れるタイミングもまた必ずくるのです。

そうして実績ではマネタイズできなくなっていくのです。

▼一流アスリートの引退後の生活

実績は廃れていくもので、忘れられていくものです。

流行の波は必ずあります。

アスリートを引退して指導者の道を歩む人もいます。

生活のために普通に会社に勤める人もいます。

アスリートでいられる時間には限りがあるのです。

実績でお金や注目が集まるのにも限りがあるということです。

アスリートとしての魅力が失われていく過程で、人が離れていきます。

実績に注目していた人たちは、また次の実績に目を奪われます。

そうやって少しづつ実績では人が集まらなくなってしまうのです。

▼それでも人が集まるアスリート

実績の賞味期限が切れてしまったとしても人を集め続けられる続けるアスリートもいます。

それはどんな人か？

人間力の高い人です。

人間力ってなに？と思いますよね。

これは僕の体験談ですが、オリンピックに出場するようなレベルに現役でいる人たちは最前線にいる時にハッキリいって社会に適合した立ち居振る舞いをしていない。という感想をもちました。

言葉使いや態度においてイマイチだと思いました。

こういった部分（人間力）が低く、実績の賞味期限が切れていくと人が集まらなくなるのは当然の流れなんだと思います。

逆にアスリートを引退して人間力を高める努力をしている人には、実績が廃れたとしても離れずに残ってくれるのです。

実績ではなく、その人に注目してくれるからです。

競技力や実績はその人を土台にしているものなのです。

実績があることはもちろん素晴らしいことです。

しかし実績こそがその人の価値ではないのです。

もっと土台の部分で人に求められるような人間力を育てていく必要があるのです。

▼まとめ

なんだか少し悪口のようになってしまいましたが、お会いした人に対しては尊敬の念しかありません。

僕からすれば今後が心配になってしまったのです。

とても努力してきて、実績を作って、人が注目している今この瞬間に次のことを考えて欲しいと思います。

これからの人生の方が圧倒的に長いんですから。

それにせっかく関わらせてもらったのだからずっと輝いていて欲しいとも思いますからね。

それじゃいってらっしゃい！

今日も素敵な1日を！