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どうして生じた?領解文問題

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改めて領解文問題を考えます。 宗門に長年携わっている松月博宣さんの連載です。
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#唱和

どうして生じた?領解文問題 vol.7

松月博宣ノート 検証❻宗務の基本方針 前項で転載した基本方針策定の理念のもと第321回定期宗会で議決されたのが今年度の「宗務の基本方針」です。以下それも記載しておきます。 と、なっています。ざっと読んだら本願寺派として当然の事項が並んでいるように思えます。が、これの具体策こそが総局の目指す所なのです。その具体策は宗会ではなく常務委員会で議決されているのです。 その具体策をいちいち揚げればキリが無いので、今回の「新しい「領解文」関連」の箇所だけここに転載しておきます。

どうして生じた?領解文問題 vol.5

松月博宣ノート 補遺(11)「権威」にたよる宗務運営 先に記した「顧問弁護士」も世俗の権威、「出身大学」も権威、それどころか現代版領解文制定に関しても権威。何かに付けて「権威あるもの」を求められる宗務姿勢には目を背けたくなります。「権威」は強者の論理だと思うのです。そこに弱き者、声を上げられない者、弱者への視点は欠けています。浄土真宗・親鸞聖人の教えに一番そぐわないのが「権威」でありましょう。実は先の「制定方法検討委員会」でも委員の勧学さまは設置規程の変更まで意見として述