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社会問題をビジネスで解決する

面白い1冊でした。社会問題をビジネスで解決していく、進行形の話です。

 社会問題とは世の中にある貧困や難民、過疎などなど多くの人が解決するべきだと考えている問題のことです。残念ながら多くの場所で社会問題は残り続けています。

そして多くの場合の原因はビジネスの効率化の追求によるものです。ビジネスの多くは交通の便がいいところ、人が多く集まるところで行われ、たくさん売ることを目的にしています。その結果、格差が生まれ社会問題がうまれていきます。

 つまり一般的にビジネスと社会問題が相反するものとされています。社会問題はビジネスにならないから解決したいと思っていても解決できない。

 本当にそんな社会でいいのか??未来に受け継いでいく社会がそれでいいのか?という思いを持ってソーシャルビジネスを立ち上げ、ビジネスで社会問題を解決していく話です。

 どんな社会にしたいのか、誰のどんな問題を解決していきたいのかというソーシャルコンセプトをベースとしてビジネスモデルを作っていく。今ある市場に参入していくのではなく、新しく市場を作り出す。利益を生み出し持続可能なビジネスにしていく。

 そのために行っている経営が「恩送り経営」です。社会起業家のプラットフォームを作り、企業が売り上げの余剰資金を作り、そのお金を使って社会起業家を作っていく。それぞれが解決したい社会問題のために起業し、ビジネスを行っていく。細かい仕組みや運営のシステムもとても素敵なのでぜひ見て欲しいです。

 僕は起業はしていませんが、全ての人が幸せに生きるために授業をしていますし、発信しています。
どんな社会にしたいのか。願うだけでなく行動している企業がこんなに多くあるということが凄く嬉しくなりました。ぜひお読み下さい。

#読書の秋2021 #9割の社会問題はビジネスで解決できる

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