研究室落ち中流建築学生の日常4

香港理工大学 ジョッキークラブイノベーションタワー
Zaha Hadid Architects の作品。モダニズム建築の街香港という文脈を汲み取りデザイン学生たちの活動拠点となる建築。空間が歪んだような錯覚を受けるファサード、インテリアの洗練されたデザインが特徴的。

前回の続きになるが、TOEICは早くやっておいた方がいい。どのようなキャリアを歩むことになっても必ず自分の役に立つ。設計における思考法など実務を知らない学生の域を出ない以上手堅い能力は身につけておきたいものである。

今日は週末日曜出勤だった。
誰もいない製図室に入るその空気が僕は好きだ。
他者との比較でしかものを考えられない僕にとっては数少ない愉悦を味わう時間。
自分の長所はコツコツ努力できるところだと考え3回生になってから始めたのがこの日曜出勤の始まりだ。
とはいえ時期が経つにつれ日曜に来る学生も増えてきた。
差がつく避けられなくなっているとがっかりする一人が好きな天邪鬼な学生だ。

テンプレート通りにタスクをこなし帰る帰路は満ち足りている。
遊びたい欲求も、遊ぶ相手と遊ぶメリットを考えるうちにこの2年でほとんどなくなった。
建築人、としてはいいのかもしれないが個人としてはこれでいいのかと最近は悩み始める。
成果が見えない努力は孤独だ。

今日はもう疲れたから早く寝て、また明日の研鑽に備えよう。

最後までご精読いただきありがとうございました。

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