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《Re-Preview》2022.09.07 J1 第25節 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ

どうも。お久しぶり(?)です。Ryotoです。
4ヶ月ぶりのnote更新したら台風で延期。
もってませんね。

#Tricoloreの夏はここから始まる

え?もう9月だって?
いやいや、思い出してくださいあの最悪の8月。
あんなのTricoloreの夏なんて言えるわけがないじゃないですか。
1ヶ月遅れのTricoloreの夏、到来。

ってことでいきます。
vs湘南ベルマーレ Re-Previewです。

湘南ベルマーレ

基本フォーメーション

Key Player FW町野修斗

E-1選手権🇯🇵 得点王(3G) 👑
J1得点ランキング 4位タイ(9G)
5.14vsマリノス後…7G📈
※前節PKで7試合ぶりのゴール

Summer Transfer

IN
阿部浩之 (名古屋グランパス)
中野嘉大 (サガン鳥栖)

OUT
永木亮太 (名古屋グランパス)
田中聡 (KVコルトレイク/Pro League)

Match Point

湘南守備

追い込み漁型同サイド圧縮守備

まず、特徴的なのは湘南守備時。
ストロングポイントのショートカウンターを
発動しやすくするために、、、

追い込み漁のような高い位置での守備。

マンツーマン守備ではなく、
パスを"あえて"出させる。

内遮断外誘導同サイド圧縮プレス

出させた所に人数をかけてスライドして圧力をかけて同サイドで奪いきる。

網にかける。

湘南ゾーン1守備(GIF)
タックル成功数 9.1 リーグ4位
タックル成功率 63.1% リーグ3位
https://www.fotmob.com/leagues/223/stats/j.-league/teams

安心安全僕らのFotMob大先生によると、
湘南はタックル成功数,成功率共にリーグトップクラスの数字を誇る。
ボール所持者に対しアプローチに行く試行回数成功回数共に、結果として現れている。

(タックルって何?って正確なことは今回省略します。申し訳ありません。)

5人交代制を上手く活用するために、
夏の移籍市場でOM阿部とWB中野を獲得。
90分間高い強度を保つため、そして攻撃のアクセントを加えるための補強と考えられる。

セット守備

湘南側からすると相手は優勝争い真っ只中の上位。
夏補強できたとはいえ、入れ替え戦順位ま1ポイント。降格圏まで4ポイント。

是が非でも勝ち点が欲しい状況。
vs磐田後の田中聡のコメントにもあった通り、
セットする所とプレスにいく所の使い分けを湘南は試みている。

-プレスが掛からなかった所があったのか?-
無理にいってはがされるなら、しっかりと構えてというのをチームとしてはやっているので、それが頭に入り過ぎたことで前からいけなくなったところがあったのかなというのもある。セットするところと、前からいくところを使い分けるところは、自分が真ん中にいるので、もっと声を出してやっていきたい。 田中聡
https://www.jleague.jp/sp/match/j1/2022/073008/preview/#player

その中でvs札幌では前から追い込むところとセットするところの使い分けをできず5失点敗戦。

山口監督の試合後コメントにあった通り、彼らには迷いがあった。
本来ならば彼ら自身はセットすることを望まないし得意としない。
その中で先程も書いたが、入れ替え戦順位まで1ポイント。降格圏まで4ポイント。
現実をみながら戦わなければならない。
迷いが生まれるのは当然だろう。

しかしvs鹿島,vs川崎のここ2試合。
プレス&ブロックはかなり整理されているように思えた。
ゾーン2以降では5-3のミドルブロック形成。
対人に強い3CBを中心に守る。
WBとIHの運動量もあり、成り立つ。

上位3連戦最終試合、
ゾーン2以降では恐らくミドルブロックを敷いてくるだろう。

攻略の鍵

追い込み漁型守備の湘南に対して鍵になるのがマリノスの攻め手。
vs湘南において大きなポイントとなる。

vsFC東京時、マリノス前進方法

①(GIF)

DM喜田が落ちて(サリーもどき)、
CB-喜田-CBで三角形。藤田は高位置。

SB内側侵入時。中央密集を作り位置的優位。
CB→WGのルートを設計。

②(GIF)

SB内側不侵入時。
この時もDM藤田は高位置。
CB→SB後、高い位置のSBを近距離で並行サポート。

いずれも、藤田が高い位置を取る事で近距離サポートをしている。
左サイドに限らず、両サイドで。
SB or WG孤立が問題となっていた8月。
藤田が高位置をとることによって解決策になりうるかもしれない。

高丘→SBorWG のミドルパス

そしてもう1つ。
同サイド圧縮守備攻略の鍵。

高丘→SBのミドルパス

同サイドに人を集め、
狭いエリアで守備をしたい湘南。
GK高丘を使いながら逆サイドへのミドルパスでプレス回避。
同サイド圧縮の湘南プレスを逆手に取る形。
パス精度に長けたGK高丘を活かしたい所。

ここにおいて、先ほど話した藤田の高位置は前進の鍵になる。
SB or WGに近い距離にいることでミドルパス後、湘南スライドが間に合い、捕まえられた時にひとつの脱出経路、前進経路になりうる。

縦ベクトル&横ベクトル

湘南攻撃は素早い縦ベクトルが特徴的。
CFはフリーマンのようにスルスルと落ちてきて攻撃をサポートする。
そこに、IHが関わり中央から素早いテンポで攻撃を仕掛ける。
ハーフレーン-センターレーン-ハーフレーン
の3レーンで攻撃を完結してしまうことも多々。

それに+‪α、横ベクトル。
理想は素早い縦ベクトルで攻撃を完結することだが、
相手の防波堤を突破できないと判断した時には横68mの幅を使い攻撃を仕掛ける。

ここでキーマンになるのが夏の移籍市場で獲得した

WB中野嘉大

左サイドでタメを作り、独力で攻撃をやりきる。 
本人コメントにもあった通り、
1vs1は自信あり。独特の間合いと緩急で相手を抜き去る。
そこからのクロスも魅力的。

WB中野でタメを作り、仕掛けきれないと判断した時、彼らは後ろからやり直す。
そして、彼らはやり直すことを厭わない。
アンカーのサポートや、バックラインが関わり、相手を引き出し、もう一度縦ベクトルを探す。

このやり直すという動作において、
圧倒的な守備力に加えて前後左右のサポート可能な田中聡という鬼才を欠いたことは大きな痛手となっている。

マリノスとしては攻撃を完結しきるというのはひとつのポイント。
そして相手を押し込みきり、ラインを下げさせる。
CF-DF間を分断、いわゆる前後分断を引き起こす。
なるべく遠い距離で湘南の選手をプレーさせることが鍵となるだろう。


おわり

ということでvs湘南 Re-Previewでした。
いかがだったでしょうか。

すてっぷおんさんにお呼ばれしました。
本日、22:30~。
Twitterスペースにて喋りますのでお時間ある方は是非。
よろしくお願いします。

6連戦2試合目。
シンマリノスの姿が少しづつ顕になってきそうです。
マリノスの逆襲に期待。優勝しましょう。

#Tricoloreの夏はここから始まる

Thanks for reading.
Wrote by Ryoto.

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