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空気の研究

今回は、一つ自慢を。

先日、一通の長いメールが届きました。要約すると「嶋津さんの文章や人柄に集まる人が素敵で、安全で心地良い場所でした」という内容で。このお便りが、ぼくのこころに秋晴れの空のような清々しさをもたらしてくれました。数ある褒めことばの中で、何よりもうれしいことばかもしれません。

ぼくは「対話」を軸に仕事に取組み、日常生活を送っています。オンラインCafeBarDonna対話パーティで、「対話の場づくり」も積極的に行っています。そこで「対話」の魅力や楽しさをみなさんと共有しているのですが、集まってくださる方は本当に素敵な人が多いです。礼儀正しく、相手に対して心配りのできる人。まだ未熟であったとしても、その姿勢や光景に惹かれる人が集まってくださいます。そのような方は、前提として「他者への尊重」が土台にあります。だから、人の話に耳を傾けることができるし、調和を重んじながらその空間に融け込んでいくことができる。「すばらしい方々だなぁ」と、いつも感心しています。

自慢というのは、ぼくのコーディネートする「場」に集まってくださる方の素敵さ。その点を褒めてくださったことが、何よりの喜びでした。「場」を提供するのはぼくですが、毎回、ぼくがみなさんから多くのことを学んでいます。

「場づくり」において、最も気を付けていることは「空気」です。それはリアルでも、オンラインでも同じこと。当然、ぼくが率先して空気をデザインしてゆくのですが、最終的にはその「場」にいる全員で立体的に構築するものでもあります。つまり、チームプレイなのです。空気は、ぼくひとりではつくることはできません。きっかけはぼくかもしれませんが、そこにいる一人ひとりの集中力や美意識や好奇心によって拡張してゆきます。空気の密度が高まっていった先に、フロー状態になる瞬間が訪れます。それは「ゾーン」や「没頭」や「夢中」ということばに置き換えることができるかもしれません。一度、その空気を体験したら、きっとあなたも「対話」のおもしろさを忘れることができなくなるでしょう。

その前提として、「安心・安全な場」が必要になるのです。「良質な空気」の下拵えは、「安心できて心地良い場」からはじまります。それもまた、そこに集まる「人」によって生まれる見えない力です。

いつも遊びに来てくださる一人ひとりのみなさんに、こころより感謝します。いつも、素敵な「場」を一緒につくってくださり、ありがとうございます。

また、対話をご一緒しましょう。



「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。