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転んだ時に、立ち上がるためのヒントを
世の中、うまくいくことばかりじゃない。
順調だと思っていた時だって突然、目の前に壁が立ちはだかる。転んでは立ち上がり、また前を向いて歩きはじめるのが人生だ。重要なことは、立ち上がるということ。逃げてもいい。泥だらけになっても、とりあえず立ち上がらなきゃ、次がはじまらない。
そんな時に、僕から一つアドバイス。
コンディションが悪い時は、身体性の高い方を選ぶといい。例えば、文章にしても「読む」より「書く」こと。文章よりも、音楽の方がいいね。聴いたり、演奏してみたり。精神性よりも身体性を重視してみてほしい。
身体性を通した営みは、時間経過に伴って、心をリカバリーさせる。絵を描いたり、文章を書いたり、音楽を演奏したり、料理をしたり、散歩して青空を眺めたり。こういう生活の知恵を持っていると救われる。創作は「他者からの評価」だけのものではなく、「自己をコントロールする方法」として覚えておいた方が豊かでいることができる。
「自己表現」という大それたものでなく、自分を良い状態に調整する暮らしの知恵。それは大事にしておくと、辛いことがあっても、まずは何をすればいいのかがわかってくるから。
忘れがちになること。時々、思い出してほしい。
「誰かのため」の創作表現でなく、「自分のため」の創作表現を。リズムとハーモニーを。気が付くと、立ち上がっている。乱れていたものが整いはじめている。創作表現にはそんな力がある。時間が来たら、また、歩き出そう。
「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。