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ぼくからのギフト【スナワチOUGI Leathersのブックカバー】:発表

先月、このような企画を立ち上げました。

マガジン・サークルメンバーの方へぼくからギフトを贈る、実験的な試みです。ギフトはスナワチで入手したOUGI Leathersのブックカバーです。ギフトをコミュニケーションツールにしたいと思い、応募条件として『僕たちは今年もなんとかやってきた』の動画の感想を送っていただきました。その文章を番組の出演者であり、スナワチのオーナーである前田将多さんに読んでいただき、誰に贈るか決めていただく。一つの「ギフト」で豊かなコミュニケーションが生まれると素敵だと思いました。

そして昨夜、将多さんから結果発表の連絡が届きました。選ばれたのは、この方です。

千葉貴史さん

将多さんからのコメントをお預かりしております。

千葉貴史さんに決定したいと思います。

題にご自分で「拙い感想」と書いておられるように、詩作をする人としては文章力が拙いことは否めませんが、後半にいろんな苦悩を述懐しておられ、ご自分にマジメに向き合っている方なのだとわかりました。一番読書もしそうなのでブックカバーは大いに活用してくださるでしょう。

僕は、実家のとなりの男の子が大病を患った際に革財布を贈ったことがあります。「この財布は使えば使うほど味わいが出て、何年も使えますから、いつかこれを眺めて『あぁ、同じだけ生きたんだなぁ』と思えるでしょう。だからまだまだ生きましょう」というようなことを伝えました。

彼は28才で早逝してしまったのですが、千葉さんには使いつづけてほしいですね。

千葉さんは、詩人の方で普段は研ぎ澄まされたことばで詩の世界をおつくりになっていて、ぼくも「どのようなお方なのかしら?」と思っていたのですが、今回の文章を読ませていただいてとても親近感を覚えました。ぼくもとてもうれしいです。

千葉さん、責任を持ってレザーブックカバーを贈らせていただきます。

ご応募いただいたみなさま、どうもありがとうございました。そして、この企画にご協力していただいた前田将多さん、こころより感謝いたします。

このギフトが届いた先の物語もいつかお話をお伺いできるとうれしく思います。


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「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 対話のこと、文章のこと、考えるということ。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。