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「お誘い」のお誘い

TwitterのSpacesで、自分がホストとなって対話型のインタビューをしている。

「対話パーティ」「ことばの採集」「ポカテーリング・ナイト」いろいろ。対話の場をコーディネートするのは楽しい。たまに誰かがひらいたSpacesに入り、突然スピーカーに招かれることもある。これもまた楽しい。自分が“なんとかする”必要はなく、いい意味で無責任でいられる。自分がしつらえる対話の場では、ゲストはみな無責任でいてほしい。あらためてそう思う。そのために安心できる空気づくりを心がけたい。

「ご一緒にお話しませんか?」というお声がけはうれしい。たとえ断らざるを得ないにしても、誘われることに対して悪い気はしないだろう(関係性ができていたり、誘い方に想いが込められていれば)。それはわかっている。わかっているはずなのに、いざこちらからお声がけする時に「迷惑じゃないだろうか?」と考えてしまう。それも殊の外シリアスなものだから、思いあぐねているうちに時間だけが過ぎてゆく。

なんてつまらないのだろう。悩むことで良い方向へ進んだ試しはあっただろうか。一度もない。思い立った時にお声かけすればいいじゃないか。断られたら、その時考えればいい。「お声がけ」は、関係性を築くための第一歩。待っているだけでは、関係性は育たない。悩んでいるだけでは、前に進めない。

ほんのささやかな意識だけれど、その違いが未来の景色を変えることをわたしたちはとうの昔から知っている。忘れていたり、あるいは、見ないようにしているだけ。

そこで一つ提案。この文章を読んでくれた人は、誰か一人にお声がけしてほしい。ご一緒してみたかったけれど、実現できていなかったこと。「一緒に仕事しよう」「ごはん食べに行こう」「Spacesで話そう」、何でもいい。たったそれだけで、未来は変わる。

この文章を読んでよかった、と思えるはず。わたしもお声がけする。読んでくれたあなたとの約束。この文章を書いてよかった、と思えるはず。


「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。