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THE BEST SONG OF 2019

毎年、個人的に好きな曲をランキング形式で考えているものの、インスタとかでは熱弁する気も起きず(自己満内容すぎて)、noteなら好き勝手に語っても良いなと。
本質的なランキングではなく、感覚的によく聴いた曲やくらった曲、思い入れのある曲がランクインしています。(洋楽はあんまり掘れていないから邦楽のみで)

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10. Orange Mug - WONK

5月29日にデジタルリリースされた2年ぶりとなる新作シングル『Orange Mug』。日本のジャズシーンの中でもすごい好きなWONK。個々が様々なところで活躍してて、特に僕はDr.の荒田洸のソロが好きでよく聴いている。今作も体にフィットするような聴きやすさがある。ベースラインも気持ち良い。


9. 5AM - 西 恵利香

10月2日にリリースされた2ndフルアルバム『Love Me』に収録されている曲。この曲のプロデューサーは"日本のTom Misch"とも言われるShin Sakiuraによるもの。何が好きかと問われると答えるのが難しいが、本当によく聴いたのでランクイン。聴きやすい。


8. Pink Jewelry Dream - SUKISHA × kili vivi lily

12月18日にリリースされた SUKISHA × kiki vivi lily のアルバム『Over the Rainbow』より先行でリリースされていた曲。kiki vivi lilyにしか歌えないと思うくらいの難しいフレーズを見事に歌いこないしている。作詞作曲のSUKISHAも天晴れ、『Blue in Green』に引き続き4つ打ちのビートに色を含んだサビと天才ぶりを発揮している。出て間もないので8位に。


7. センチメンタルジャーニー - 田我流

アルバム『Ride On Time 』ツアーの東京公演後の7月8日にデジタル配信が開始された曲。MAHBIEによるトラックメイキング。1960年初期を想起させるjazzyなトラックに、田我流が過去のライヴ、ツアーなどその時々を切り取り、出会った人たちへの感謝を表したリリックがエモーショナルでたまらない。では、詩の一部を。
(一部引用:https://block.fm/news/dengaryu_rideontime_tokyo)

旅続きの人生さ 寅さんみたいな瘋癲(ふうてん)だ
最高の夜ならば まだきっと あるはずさ
ホテルの窓から見下ろす 夜景が夢に俺を誘う
聞こえてくる甘いメロディー 夜を包む甘いムード
孤独とか虚しさとか 知った先にある何か
大人もまあ 悪くはない たぶんきっと悪くはない
こんな風に過ぎてくなら
こんな風に過ぎてくなら


6. 夜空 -midnight mix - - FLEUR

僕と同じ1995年生まれのシンガーFLEUR (フルール)による6月18日リリースの初EP『FLEUR』に収録された曲。Soulflex所属のMori Zentaroによるremixでチルな情緒が紡ぎ出されている。原曲はSoundCloudにアップされているよう。Shin Sakiura やA.G.Oを迎えたEPで全体的にかっこいい曲ばかりで好きだ。これからも楽しみである。


5. Like I'm Home - CIRRRCLE, The Flavr Blue

9月25日にリリースされた、東京・LAを拠点に活動するCIRRRCLEとシアトルを拠点とするThe Flavr Blueによるコラボ曲。
A.G.Oによるビートがマジでカッコよくて、初めて聴いた時にくらった曲。
余談であるが、CIRRRCLEメンバーによるプレイリスト『OMANASE SATSUDAY by CIRRRCLE』はおそらく膨大なディグからチョイスされてるので、新しい曲に出会いたい時に非常におすすめ。


4. そなちね - Tempalay

6月5日にリリースされた3rdフルアルバム『21世紀より愛をこめて』に収録の曲。MVはその後の約4か月後の10月4日に公開されている。
MVでこの曲をちゃんと知ったのだが、何よりこのMVが素晴らしすぎた。5分半で映画を観たような感覚に陥ったし、インスパイア元が北野武の映画『ソナチネ』ということ、詩の"こめかみの奥向けた自由が"とか"そなたは美しい"とかの工夫がクリエイティブすぎてたまらなかった。
サイケデリックな曲調がほとんどで抵抗感が最初はあったが、気がついたら本当に中毒的に聞いてしまう。


3. 揺れる。- Sunaga T Experience

4月24日にリリースされた、DJ/プロデューサーの須永辰緒のソロ・ユニット「Sunaga t experience」の4年ぶりのアルバム『Suomenlinna』に収録されている曲。この夏ぐらいからjazzyな音楽が好きで、Chilly Source RadioでDJ YENのMIXを聴いている時に初めて聴いた曲。
(Vo.)SARAの優しい声にメロウなピアノがとても美しい。


2. 僕らtruth - おかもとえみ

10月9日にリリースされた1stフルアルバム『gappy』より先行曲として配信された曲。リリース前から制作陣が豪華(mabanua、Kan Sano、堀込泰行、PARKGOLF、Fillmore、TSUBAME、EVISBEATSとMICHEL☆PUNCH、Opus Inn、Shin Sakiura、赤い靴...)すぎてめちゃくちゃ楽しみにしていた。
元KIRINJIの堀込泰行が楽曲提供し、Kan Sanoがトラックを手がけた『僕らtruth』は、2人の特徴がすごい出てるし、おかもとえみの声との相乗効果によってパーフェクトな曲に仕上がっている。mabanuaがトラックを手がけた『待つ人』は緩いビートなのにそれを感じさせないくらいに音数もあってネオ・ソウルフルな心地よさが素晴らしい。


1. Stars In your Eyes - Kan Sano

5月22日にリリースされたアルバム『Ghost Notes』の先行リリース曲。5月15日に行われた、先行視聴会(規模感20人)に当選した自分は一足先にすごい音響の施設で本人の解説を交えながら、本作を聴いてきた。
『Ghost Notes』という言葉(楽器の演奏や MIDI データの打ち込みにおいて、本来楽譜で表現されないようなかすかな音の事)の通り、名機フェンダー・ローズの鍵盤を離すときの音や、ドラムのかすかな音など、Kan Sanoのこだわりや作り込みが感じられ、ネオ・ソウルというジャンルを超越した作品に仕上がっている。間違いなく僕の人生のアルバムの1枚となった。
音楽用語を駆使して作られた曲『Stars In Your Eyes』と、MVの原奈々美がすごい可愛いので『My Girl』のリンク貼っておきます。

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2019年も良い曲にたくさん出会えたから、このランキング以外にも紹介したい曲は山ほどある。ほとんど表面的なことしか感想として言えないけれど、今後は本質的なところまで理解できるようになりたいものだ。
このランキングとは関係ないが、2019年は割と挑戦的な1年であった。2020年はより深く、活発に行動していきたいと思う。




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