マガジンのカバー画像

アダコテック社員によるNote

95
アダコテックの社員が書いたNoteを一つにまとめました!
運営しているクリエイター

#画像処理

なぜ Adacotechにjoinした?

どうも、アダコテックの哲平です。 今月からアダコテックにjoinしまして、社内の1on1も一通り終わったので受け答えした内容を自己紹介がてらまとめておきます。 アダコテックに興味持ってくれた人に少しでも素敵な部分をお伝えできれば幸いです。 Q,今までどんな仕事やってたの サイバーエージェントのアメーバ事業本部でエンジニアやってました。 ※上記画像は本リンクより引用 踊ってました。10年くらい前なので皆若いw その後、友人からの誘いでDMMで働いてました。 ※上記画像は

画像処理のあれこれ4 輝度補正処理

はじめにこんにちは。アダコテックの伊藤です。 外観検査の自動化を実現しようと色々評価を行っていると  1. ある欠陥は正常部分との差異が小さく検出が困難  2. 外乱の影響(人の影とか)により照明条件が安定せず、画像ごとに輝度 がばらついて過検出が多い という様な色々な問題に直面する事があります。 (慎重に検証を重ねて、実環境へのシステム導入後に問題が発覚する事も、多々あります。) こういった問題を解決するために撮像環境を見直しましょうと言うのは簡単ですが、実

画像解析を高速化させるためのTipsわかりやすくまとめてみた(3)

前回(第2回)は、固定小数点数の話をしました。固定小数点数を使った整数型演算で、割り算を使わない割り算の方法を説明しました。 今回は、前回説明した、割り算を使わない割り算を用いて、前々回(第1回)の整数型での四捨五入を、SIMDの整数型で計算する方法を説明します。 SIMDとはSingle Instruction, Multiple Data の略で、1つの命令で複数のデータに対して同時に並列に演算する手法です。ベクトル演算とも呼ばれます。SIMD命令があるプロセッサには

画像解析を高速化させるためのTipsわかりやすくまとめてみた(2)

前回は、整数型での四捨五入の話をしました。整数型のみで計算をすれば浮動小数点型を使うよりも(ちょっとだけ)速く計算できますよという話でした。 前回の整数型演算の話の延長で、今回は、固定小数点数の話をします。(SIMDの話は、次回以降にします。) 固定小数点数とは通常、コンピュータで小数を表現する手段として浮動小数点数(float型とか、double型とか)で表現しますが、限られたビット数で高速に計算しないといけない場合(画像って8bit整数などで表現されていますよね)など

画像解析を高速化させるためのTipsわかりやすくまとめてみた(1)

こんにちは、こんばんは、はじめまして。株式会社アダコテックの伊部です。弊社では、製造業に向けた異常検知のAIソフトウェアを開発・提供しています。私はそこで、画像処理・機械学習のソフトウェアを開発するエンジニアをしています。 画像解析で検査を自動化する上で、画像認識の処理速度がミリセックオーダーで検査を実行するのが必須で、高速に画像処理・学習・解析をおこなうため、アダコテックでは長年にかけてそこのチューニングをしてきたので、そこらへんのエッセンスをお伝えしようと思います。

画像処理のあれこれ1  閾値自動選定法の多クラス問題への応用

2020/07/17追記 下記のような情報に見つけたので、実験画像の差し替えを行いました。 https://srad.jp/story/20/07/15/117231/ はじめまして初めましてアダコテックの伊藤です。製造業に向けた異常検知のAIソフトウェアを提供する㈱アダコテックでエンジニア兼取締役をしています。 エンジニアとしては、コア技術の研究開発、顧客から依頼されたPOCの実施などのを行っています。 仕事以外ではエンジニア仲間と飲みに行ったり、週末は息子と釣りに行った