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グローバルイシュー ✖️ Z世代 勉強会

はじめに

 今回、衆議院議員の皆さんとグローバルイシュー(今回はグローバルヘルスについて)勉強会をさせていただく機会をいただきました。

参加いただいた議員の皆さん

・加藤 勝信 衆議院議員/厚生労働大臣

・小田原 潔 衆議院議員

・鈴木 貴子 衆議院議員

・川崎 秀人 衆議院議員

・国光 あやの 衆議院議員(オンライン参加)

勉強会について

①加藤 勝信 厚生労働大臣からの挨拶
 また新型コロナウイルス感染症の流行やウクライナ情勢など、世界が共通して向き合う課題が増えている中で、世代を超えてこれらの課題について共有・発信することの重要性を伝えていただきました。

②Z世代からの提言
 今回は、私を含め3名が政策提言をさせていただきました。私はNTDs(顧みられない熱帯病)に関する提案でしたが、他のチームは教育機関におけるグローバルヘルス教育や国民のODAへの理解の促進、ODAのおける保健分野の重点化などを提言していました。

③質疑応答・意見交換
 提言内容に関する質疑応答では、私たちの提言をより良くするためのアドバイスをいただきました。

勉強会の様子

私の提言内容

 私はNTDs対策の概要と日本が取り組む意義について説明させていただきました。世界銀行の試算で年率30%もの高いリターンを得られるとされています。NTDs対策は投資対効果が高い分野であることや、橋本イニシアティブによる寄生虫対策など感染症分野(保健分野)においてなど日本が主導的に実施してきたことを説明しました。また、世界初/日本発の官民ファンドであるGHIT Fundへの拠出はあるものの、アメリカやイギリスが100億円規模でNTDs対策に投資していることに比べるとまだまだ少ないことも示しました。

The net benefit to affected individuals is about US$25 for every dollar to be invested by public and philanthropic funders between 1990 and 2030—a 30 percent annualized rate of return.

Disease Control Priorities, Third Edition: Volume 6. Major Infectious Diseases,
World Bank Group

また、日本でもNTDsが流行してきた歴史があることについても触れました。日本は狂犬病(1957年に根絶)の制圧した歴史(世界で11の国と地域しかない清浄国)やフィラリア症(1988年に根絶)、日本住血吸虫症(2000年位根絶)など多くのNTDsを克服してきました。世界に先駆けてNTDs制圧を達成してきた歴史を伝え、日本だからこそできる支援があるということを訴えました。

感想

 議員の皆さんは、地方統一選挙の投票日翌日ということで、大変忙しい中参加していただきました。私たちのような若い世代との対話も重要だと考えているとおっしゃっていただき、1時間で色々なお話をさせていただきました。私の関心を持っているグローバルヘルスに関する政策を進める上でも、まずは国民の理解を深め、国際的な課題へ取り組む機運を高めることが重要であると感じました。
 PoliPoliさんが進めていることでもありますが、政治はもっと身近にあると感じられる若い世代が増えることを願っています。私もこれからも積極的に発信して、皆さんにそう感じてもらえるように取り組みたいです。

勉強会の様子

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