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【トライアスロンレポート】エクステラ世界選手権2021 in マウイ 【レース2日前 / ラン試走編】

自然大好きトライアスリート Ryota です。

ホテル裏のビーチと曇り空

前回に続き、エクステラ世界選手権の参加レポート、パート3
全編は、プロフィールからどうぞ。

レース2日前のタスク

薄曇りのマウイ でも暖かい

マウイ島2日目、のんびり起床。
レース本番まであと2日の朝、外は曇天。

朝ごはんのシリアル これで5日分持った

ホテル併設レストランは高くて、簡単な自炊。
部屋のキッチンは広々、冷蔵庫も器具もばっちりだ。

さて、レース前にやるべきタスクは以下の通り。
タイトなスケジュールではないが、キッチリこなす。

  • アスリートチェックイン

  • PCR検査(帰国用)

  • 試走

  • ウェルカムディナー

会場へ行ってみる

リッツ・カールトン 正面玄関のロータリー

エクステラの会場は、自走で2kmほどのホテル「リッツ・カールトン」
朝の運動がてら、サクッと行ってみる。
昨晩組み立てたバイク、調子はいい感じだ。

カーペット敷きの豪華内装

周辺一帯はゴルフコースが切り開かれ、とんでもなく広大なホテル。
予算がある場合は、このホテル一択であろう。
自室目の前がレース会場、というメリットは大きい。

トランジションエリア 昨夜の雨で水溜りが

まだガラガラのトランジションエリア。日本国旗も見える。
日本人、片手で数えるほどしかいないけどね。。

奥がゴールゲート 右奥がリッツ・カールトンの建物

あのゲートをくぐれば、晴れて世界選手権完走!
静かな会場の中、ひとりテンションが上がります。

アスリートチェックイン

リストバンド 1枚はアフターパーティー参加に必要

まずは、正式に参加表明をすべく、大会本部へ行く。

事前に公式HP経由で、ワクチンパスポート / 陰性証明書を提出済み。
スムーズにエントリーを済ませ、リストバンドをもらう。

名前発見 居なかったら笑う

エントリー後、すぐ脇にエキスポ(物販)会場が。
ここでは、エクステラ公式グッズやアパレルが買える。
欲しいものなど特になく、筆者はあくまで塩対応。というか高い

隣に公式バイクショップがあり、有料でメンテナンスを受けられる。
万が一のトラブル、タイヤを交換したい場合はぜひ利用しよう。

25周年大会 アスリートバッグの中身

アスリートバッグの中身。
バイクゼッケン、ボディナンバー、お土産のボトル、Tシャツなど。
タイミングチップは足首方式。

トライアスロンあるある、大会記念Tシャツが増えがち。
USサイズ大きすぎ。
あと、ボトル派手すぎ。

余談であるが、2021年にして「25周年」大会。
一方、アイアンマン世界選手権は過去40年以上にわたり開催、歴史が深い。

オフロードトライアスロンが、それだけ新しいレース形態ということ。
エクステラの歴史は、まだまだ始まったばかり。

早くもPCR検査

バイクのアップ兼  PCR検査を受けにいく

一度ホテルに帰り、バイクジャージを準備。

日本への帰国72時間前に、渡航国の医療機関でPCR検査を受け、陰性証明書を入手しなければならない。
翌日でもいいのだが、土曜日はクリニックが午前営業まで。月曜には帰る。
前倒しだが、早めに検査を受けることに。

紙でゲット もちろん陰性

マウイ島で受診可能な、PCR検査実施中のクリニックを予約済み。
自走で5kmほど、その場で検査してもらい見事証明書をゲット。
費用はカード決済で170ドル。

しかし、後にこれがトラブルメイカーになることに。。

日本人選手と合流

トライアスリートはつい反応しちゃう

検査の後、前日行ったスーパーへ買い出し。
そこで偶然、会場入り途中の梶選手、サポーターのふっしーさんと合流できました。

会場にて 梶選手とわたし

前職から交流のある梶選手は、若くしてトライアスロン歴は大先輩。
加えて、海外レース経験豊富でまさしく憧れの選手。
彼は2021年丸沼でエイジ優勝、スロットを獲得したのでした。

数少ない日本人の同志、心強い!
正直、完全ソロでハワイ滞在はメンタルに来ます。。笑
梶選手、ふっしーさん抜きに、この遠征は成功しなかったと思います。

トレイルランの試走

エイドステーションの脇を通過

昼食後、再び会場でお二人と合流して、そのまま試走へ。
バイクコースは、降雨で試走禁止令。ならばランへGo!

滑りやすい赤土 下りはツルっといきます

ふっしーさんが、翌日のトレイルラン3kmの部に出場予定。
3人でワーワーしながら、マウイの奥地へ足を進めます。

終盤のリバークロス 膝下まで浸かる

これ、コースの一部なんだぜ。。

STRAVAログはこちら。

軽く走るはずが、戻るタイミングを逃しフルコース完走。
コース上には矢印が貼られ、初見でもロストの心配ほぼなし。

最大標高200m 登って降りる

ご覧の通り、全編通して平坦が少ない。
ほぼアップダウンで構成された、全長10km。

試走時は雨上がりで、全体的に滑りやすいマッド路面。
赤土のシングルトラック(バイク1台分くらいの幅)が、ジェットコースターのようにウネリながら続く。

脚を取られるビーチ区間

残り1kmはリバークロスとビーチランが控え、オールアウトさせる気満々。
最後まで気が抜けないコース、という印象。

ただの試走で この汚れっぷり

12月のマウイは雨季、時折シャワーがパラつく不安定な気候。
降ればドロドロ、晴れればバフバフの、水捌けが良い土だと感じた。

天気予報では曇り / 雨で、本番はヘビーマッドコンディションを覚悟する。

写真では伝わらない この波の激しさ

そしてスイムコース。非常に美しいのだが、、白波立ちっぱなし。
マウイは、というかハワイはサーフィンのメッカ。
サーファーにとっては常時「いい波」。

スイム1.5kmは、非常に荒れたコンディションを覚悟した。

ウェルカムパーティーでの驚愕

パーティー開幕!

試走後、ふたたびリッツ・カールトンの大会本部へ。
アスリート参加無料の、ウェルカムパーティーがオープン!

全くインスタ映えしない盛り付け

豪華なビュッフェで、味もボリュームも非常にグッドでした。
感染対策など知らん

ハワイといえば フラダンスショー

歴代世界選の秘蔵ビデオや、各国のレースハイライトの上映。
そしてハワイの伝統芸能、フラダンスショー。
これがUSA、、日本の自粛ムードとのギャップに驚く。

この会場でもう一人の日本人アスリート、ゆかさんと邂逅。
彼女はタヒチ大会でスロット獲得、タヒチチームの一員としての参加でした。

チームジャパン メンズ2名

そんなわけで、日本人は全4名(うちトレイルラン1名)。
他には台湾(おそらく)からのエントリーは確認できたものの、やはり渡航制限の影響か、アジア圏アスリートは殆どおらず。
数少ない東洋の参加者同士、健闘を誓い合うのでした。

そしてパーティー最後に、衝撃の発表。


「スイム、キャンセルだってよ。」



ええーー!?

実はメールで、荒天によるスイムキャンセルが仄めかされていました。
本番2日前にして早々に、デュアスロン形式が決定。
(おかげで、マウイで一度も泳いでません。。笑)

DAY 2のまとめ

就寝前 お風呂場で洗濯の図
  • ホテルは会場近くを推奨

  • 試走は2日に分ける

  • ウェルカムパーティーは必ず参加すべし

以下、大会参加者目線でのアドバイスになります。

まずはホテル、会場から近いことは大きなメリットです。
バイク自走で行けますし、レース後の撤収も容易。
筆者は、高くてもNapili Shoresで正解だったと思ってます。
予算がある場合は、リッツ・カールトン一択でOKです。

次に、バイクとランの試走。
この2種目は、1日ずつ分けて行うほうがベターです。
1回の試走でも結構疲れますし、天候により路面がコロコロ変わりますし、バイクのセッティング出しや洗車も手間がかかります。
ゆっくり走って、コースを覚えるのが重要です。

最後にウェルカムパーティー、物価高のハワイで食費が浮く非常にありがたいイベントでした。
お祭り感あり、他国のアスリートとも交流でき、豪華な食事を楽しめます。
アスリート諸兄は参加を強くおすすめします。
(ちなみに、同伴者は参加費80ドル)


次回、レース前日編に続きます。


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