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棚田ラブ① 棚田米が美味しい理由と高価な理由

はじめに

棚田米はおいしいという話を聞いたことがあるでしょうか?
そうなんです。棚田のお米は間違いなくおいしいんです。そして、これにはきちんとした根拠があるんです!
ただ、その根拠は一般にあまり知られていないようなので、共有します。ぜひ一緒に学んでいきましょう。
この記事を読めばさらに棚田米が美味しく食べられます。最後まで読んで、棚田米は多少高くてもそれ以上の価値があるんだよってことを感じてください。

美味しさの秘密は寒暖差、そして水!

棚田は山の斜面を利用して作られます。そして、山間部は昼夜の気温差が平地に比べて大きいという特徴があります。キャンプをしたことがある人は実感できると思います。朝テントを出るとめちゃくちゃ寒いですよね☆それがまた気持ちいいんですよねー。

それはさておき、その寒暖差がなぜお米を美味しくするのか―。それはお米の植物としての生存本能みたいなものに起因するんですね。寒いとお米、というか稲は寒さに耐えるためにでんぷんを溜め込みます。これがお米の甘味を増加させます。

そして山の水はきれい!おいしい!そんな水を使って作られるお米は当然美味しくなるでしょう。

ちなみに、山の水はミネラルウォーターとして売られていますので、ミネラル豊富と思われている方もいらっしゃいますが、実際は水道水よりもミネラルは少ないことが多いです。ミネラルバランスが優れているので美味しく感じるのです。その辺もいつか書きたいですね。

手作業が多いのでありがたみはあるけど・・・

棚田は平地の水田とは違い不揃いな形で、しかも一つ一つの面積はとても小さいです。
そのため、機械による作業がしづらく、結果的に手作業の占める割合がどうしても高くなります。

つまり手間がかかるということです。

平地であれば機械でさっさと終わる作業も、棚田ではそうはいきません。実際の作業時間は、平地の2.1~3.2倍とする調査報告もあります。手間かけすぎですよね。おそらく機械を使っていなかった昔ならここまでの差はなかったと思います。
現代の機械は平地での作業効率を最大化させるために作られていますので仕方のないことです。棚田の段差を気にせず作業できる機械が開発されれば良いのですが、そんな棚田専用の機械を研究をしている方の話は聞いたことがありません。いたら教えてください!

手作業で行われている=美味しいお米
という風に紹介している記事を見かけることもありますが、私はそこに関しては懐疑的に見ています。確かに手作業だと丁寧な作業はできるかもしれませんが、現代の機械は本当に良くできていますので、機械に比べて手作業が良いという風にはどうしても思えないのです。
これは私の個人的な意見なので聞き流してください。

ちなみに、BingのAI様に棚田米が美味しい理由を聞いたら「手作業」が入っていました。

棚田愛を育てましょう

棚田米は手間がかかっていて、環境的にもおいしくなる環境だということが分かっていただけたでしょうか?

最後に、棚田米を美味しくいただく一番のスパイスをお教えします。
ずばり「棚田愛」です!

棚田の風景を愛し、棚田オーナーを愛し、棚田に流れる水やそこにいる虫を愛し、そこから生まれたお米を愛するのです。きっと棚田米が一番おいしいと激しく思い込むようになるはずです。

できればイベントや棚田オーナー制度などを活用して実際の米作りにかかわって欲しいです!もっと棚田愛が育ちます!もっとお米が美味しくなります!


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