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レジで見つけた無意識のコミュニケーション|おめざブログ

最近、近所のセブンイレブンがセルフレジになった。変わってから何度も言っているのに、お会計のときにはついついお金を店員さんに渡そうとしてしまう。

セルフレジにお金を入れて、自分でお釣りをとって、パンやジュースを袋につめていると、レジでの店員さんとのやりとりがほとんどなくなっていることに気づいた。こんなご時世だから仕方ないことだけど、今までずっと繰り返してきたことがなくなった。このとき、お金を渡してお釣りを受け取ったり、商品をつめた袋を受け取ったりするこれまでの行為は、すべてコミュニケーションだったんだと気づいた。

レジの台に商品を置く、肉まんを頼む、店員さんがバーコードを読み取っている間にクイックペイでお願いしますと言う。一連の行為は何百回、何千回と繰り返してきたことだからほとんど無意識だけど、きっと店員さんの視線や仕草を見ながらいつ言うかタイミングを計っている。お釣りを受け取るときだって、店員さんが小銭を手渡しするか、受け皿に入れるか、レジ袋ならどこに手を持ってくるか、瞬間的に察知して自分の体が動いている。店員さんも多分そうで、自分と店員さんの間で視線や仕草をお互いに探るコミュニケーションがたくさん交わされていたのだ。

今日も一日が始まりました。オンラインでいろんな物事が済む世界になりそうだけど、言葉のないコミュニケーションは減りそう。


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