見出し画像

全日本選手権MTB XCC レースレポート

大会:第35回 全日本自転車競技選手権大会 マウンテンバイク XCE/XCC

日時:2022年11月6日

会場:千葉県・千葉公園

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

カテゴリー:XCC Men Elite

コース:0.81km × 12Laps= 9.72km

リザルト:4位



ー使用機材ー

バイク:Canyon Exceed CF SLX

ホイール:DT Swiss XRC 1200 Spline 30

タイヤ:Maxxis Aspen 29×2.25  1.4ber

コンポ:Sram Xo1 Eagle

サスペンション:Fox 32 Step Cast Factory Fit4 Remote Forks

ウェア:Sunvolt S-Ride Proパフォーマンスセパレートワンピース

ボトル:Beka



昨年最も走れていたと言える全日本選手権XCC。今年もこの大会がやってきた。密かに今年強く狙っていたタイトルの一つでありコースとの相性も良い方だと感じていた。だが実際には全く走れていない今シーズンでどこまで通用するのか不安しかなかった。レースを通じて少しずつだが確実に調子は戻ってきているのは実感していたので、機材トラブルに注意して実力を発揮できるように走ることにフォーカスした。

開催会場はお馴染みの千葉公園。立地が良く、千葉駅からも10分ほどに位置しており毎年沢山の観客が集まって下さるところだ。今回で3年目となるので会場の雰囲気にも慣れてきた。普段はスキー場や山奥が主な会場となるので観客が集まりにくいが、千葉公園では沢山のギャラリーの前でレースができるので個人的に嬉しい。

コースレイアウトは例年と大きく変わっていた。パワーコースではあるがカーブの数やダートを多く利用したコースになっていた。道幅も広くないので抜き所が少なかった。前日から試走を行いコースの感覚を覚えさせた。試走時間が短かったのであまり乗り込むことができなかったが、一周2分ほどで周回できてしまうショートコースなので意外と十分だった。タイヤは転がりの良いアスペンをチョイス。1番好きなタイヤでありスピードコースでもサイドのノブがしっかりグリップしてくれるので安心感も抜群。前日に行われたXCEのレースを観戦している際に気づいたことだが、スタート左側のラインがスタート直後に塞がれてしまうので右側スタートの方が圧倒的に有利だった。レースを見て実際に分かることもあるのでレース前に気づけて良かった。

Photo by @hawk1118

レース当日。XCCは予選と決勝があり、予選で上位10位以内に入らなければならない。予選の順位で決勝のスタート位置が決まるので4位以内に入ることを目標とした。スタートは2列目の左側。左側が不利であることは分かっていたのだがやむを得なかった。案の定スタート直後詰まってしまい一周目は16位まで順位を落とした。焦りはなかったが苦笑いしてたと後から聞いた。

Photo by @hawk1118

レース時間が短いのでなるべく早く順位を上げる必要があった。落ち着いて対応することができ、一つずつ確実に順位を上げることができた。抜きどころが少ないのでホームストレートの直線に集中した。結果的に4位でゴール。目標も達成できたしスタートのトラブルがなかったら内容も良かったと感じた。

予選を勝ち上がった20人の選手が決勝に進んだ。決勝まではゆっくり過ごしていたが疲労感が強かった。追い上げるのに無理してしまったかと思ったが、それを引き換えにしたとしても上位でゴールできたことが良かった。昨年は予選後も疲労感がなかったので調子の差が表れているかと考えたが、決勝に集中することが最善であると考えレースに集中した。アップは予選でかなりの強度で走ったので軽めに。軽いギアで回し何度かもがきを入れた程度で刺激を入れた。

Photo by @athlete_japan

決勝は2列目の右側スタートで狙った場所を確保できた。スタートは順調に決まったが前にいくことができず8位前後だった。先頭3人が早く序盤からハイスピードなレース展開だった。予選の疲労のせいかなかなかペースを上げることができずグループの後方に位置していた。

Photo by @athlete_japan

中盤に先頭のペースが緩み追い付くことに成功するが身体は回復しておらずついていくのに精一杯な状況。自分からは攻撃することができず粘りの走りだった。レース後半でようやく身体が動いてきたところで順位を上げていった時にラストの1周の鐘がなり驚いた。きつくて残りの周回を確認できていなかった。少しでも順位を上げるべく最後まで追い込んだ。ゴールはスプリントとなり4位ゴール。表彰台にあと一歩届かなかった。

Photo by @athlete_japan


結果的に絶好調だった昨年の順位よりも良い成績でゴールできた。今の自分の状態で最善に近い結果だと感じる。しかし、結果は悔しいもの。周回数を把握できていなかった後悔があったが、確認できていたとしても結果は変わらなかっただろう。それほどレースは甘くないしトップが強かった。来年はまたリベンジしたい。今年は自分の走りができていなかったが、ようやく兆しが見えてきた。2週間後には全日本選手権XCO。今年最後の集大成となるレース。調子は上がってきているのでこの大会だけは笑顔でゴールできるように残りの日々を大切にしていきたい。

沢山の応援、サポートありがとうございました。応援が力になりました。最後まで突き進みます。

高本亮太



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?