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なにもかもが憂鬱な夜

胡散臭い文章に、胡散臭い音楽。一度疑い出せば、物事すべてに疑い深くなり、何も信じられなくなるのがオチ。陳腐な言葉に、陳腐なファッション。陳腐すぎてもはや清々しいとすら思える。浅い思考。浅い夢。何もかもが浅い。そもそも深さの定義が何かさえもわからなかった。

ありきたりな言葉にありきたりな音楽。自分がどうとか知らないから、もっと根っこの部分を伝えてくれよ。自分語り、愛、恋、自由、夢。ありきたりな言葉にもはや力なんてない。人間らしさの失われた言葉。うるさい、もう黙ってて。なんて言いながら、今日もやり場のない言葉の生き場所をずっと探し続けている。

これが最後だとか言って、また同じことを繰り返している毎回。運命の人、最後の恋。一体全体何度同じことを繰り返すつもりなんだい?印象に残ったフレーズを口ずさむ毎日。胡散臭い思い出。写真に写る君だけが綺麗なままだった。

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