アマゾンに慣れすぎて不幸
先日ノイズキャンセリング機能がついたワイヤレスイヤフォンが激安で、10年まえに使ったことのあるECサイトで購入した。
が、このイヤフォン、突然左耳の電源が入らなくなった。
これまでアマゾンのタイムセールで1000円もしない骨伝導イヤフォン、空気伝導イヤフォン、ワイヤレスイヤフォンを買いまくっていた。
どれも無名のメーカー。安い。音ふつうにいい。壊れない。どれも壊れたことがない。初期不良もない。
安くてフツーにいい音が楽しめる。もうそういう時代なんだって思っていた。
が、ノイズキャンセリング機能がついたそのイヤフォン、買ってすぐに壊れた。とくに変な使い方もしていない。
ここからが大変だった。
某ECサイトによると、まずはメーカーに連絡してください。
そこで断られたら2週間以内なら対応します。
なんか面倒そうなことが書かれていた。
まずイヤフォンのメーカーにメールをする。
1週間経っても返事がない。
念のためコピペしたメールを再度メーカーに送る。
数日経っても返信なし。
知らないメーカーだったが、アメリカを拠点とするメーカーでそこそこイヤフォンでは知れてるメーカーらしいけど。
で、某ECサイトにその旨メールしてみた。
そちらで買ったイヤフォンが片方電源入らなくて、メーカーに問い合わせたが返信ないからなんとかして欲しいと。
そうしたら、「この度はお買い上げいただき誠にありがとうございます。お手数をおかけして大変〜」云々というおなじみの文言も、一切なし。
「恐れ入りますが注文番号とお名前を教えていただけます?」的な返答がきた。
そういうことなら問い合わせフォームに記入欄をのせればいいのに。。。と一瞬思ったが、それもそうよね。
再度注文番号等記載して返信すると、2週間経っているのでメーカーに問い合わせてください、でジエンド。
メーカーからも依然連絡なし。
これは超超久しぶりにハズレを引いたなと忘れていたところに、突然メーカーから返事が来た。
最初に問い合わせをした際、すぐに返信をしてくれたみたいだが、Gメールのシステムの変更かなんかでメールが届かなかったらしい。
それでメーカーの人に事情を説明して、3往復くらいメールのやり取りをして、やっと交換してもらえることになった。
故障した商品は指定の住所に着払いで送って、それを確認後にかわりのものを送ってくれるみたい。
佐川さんに週末荷物を引き取りに来てもらうことになった。今ここ。
長い。
正直、ここまでするとは想定していなかった。
まだ、故障していない代替品が送られてくるかもわからない。
でもここまでしたから、どうせなら最後まで見届けようと思う。
そもそも通常ならこんなやりとりが普通だったはず。電話のやりとりが中心だった頃はもっと面倒だったかもしれない。
が、アマゾンというサービスが生まれて全てが変わった。
購入した商品に不具合があったら、カスタマーサポートに問い合わせる。
アマゾンのサイトひらいて数クリックでスマホに連絡がかかってきて、数分で今回の取引のキャンセルとかなっていたはず。
もしくは同様の品物の再送か。
低額の商品なら返品も不要かもしれない。
それで手続きは、以上。
窓口はアマゾンで始まりアマゾンで終わる。
しかも、アマゾンで最近購入した品物のトラブルって、ほぼない。
直近でキャンセル等した記憶がない。
もうこんなアマゾンのあんしん楽々な対応に10年以上慣れてしまって、今回のやりとりは正直あーあーうーうーなのである。
今回はイヤフォンが最初の一回だけ左右両方使えて、ノイズキャンセリング機能もまあまあで、わりと使い心地が気に入ったから、なんとか粘った。
が、そうでもなかったら、最初の返信みて諦めていたと思う。
いやもうこれはアマゾンサイコーなんだけど、サイコーって喜素直にべない。
ここまでサイコーなサポートしてもらえちゃうと、もう他サイトつかえないじゃん。それはダメじゃん。
これはわりと不幸のはじまりですよ。
今回の2週間以内のサポートの某サイトも、もうよっぽどじゃないかぎり、2度とつかわない。
利用者としてつかえるECサイトの選択肢が減るって、やばいですよね。
もうアマゾン一択になってプライム会員の年間費がガッツリ上がって、アマゾン独り勝ちの未来がチラチラみえますよ。
そんな猛者アマゾンに対応できるサイトとして、個人的にはヨドバシドットコムとあと楽天。
とくにヨドバシすごいでしょう。
100円程度のものも送料無料。しかも翌日届く。しかも大体10%ポイントもつく。
すごい。いままで使って、嫌な思いひとつしたことがない。
カスタマーサポートを受ける機会もまだない。
本当に、本当に、ヨドバシドットコムにはがんばってほしいと思う。
なるべく応援するから。
じゃないと、アマゾン良すぎるから。このままだと一強になっちゃうから。
もうサービス薄めのサイトには満足できないカラダになっちゃってるんだなって、気づいたことが割と恐怖でした。
うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。