辞書をよむ
新漢語林を買いました。
いっとき電子辞書にハマりました。
シャープにカシオに。
ディスプレイはシャープがいいです。
カシオは青空文庫2000冊を収録しているのに、フリッカーが酷すぎる。目がしば漬けになる。
10年以上の前のモデルの話ですが。
で、電子辞書には100コンテンツ以上収録されてるんだけど、
一括検索でずば抜けて面白いのが、新漢語林。
辞書を読むのに慣れてないからスッと情報が入らない。
でも下の方にある「解字」、字の成り立ちをみるのが良い。
たとえば材という字。
右の「才」はもともと川の氾濫をせき止める木の象形、だそう。
形的に、なるほど、ですよね。
つづいて、乳。
これは左上の爪が手を、左下は赤ん坊、そして右の乙は乳房を表す。
つまり赤ん坊に手を添えて乳をあたえる形を表してたんですね。
すげえ、そうみえます。
あと、杏林。
これ医者の美称だそう。
昔中国に治療代の代わりに杏を植えさせた医者がいたそうな。
そうしたところ数年後には杏の林ができたという故事からきていると。
ちなみにブレインという電子辞書でみると、ブリタニカでは「杏林大学は1970年に発足、医学部を置いた」と。
杏林大学の杏林はここからきてるんでしょうね。
とかとか。
ほんと、漢語林がおもしろい。
でも電子辞書だと通読、できないんですよ。
電子辞書はたっくさんの辞書が内蔵されていて、検索にめっぽう強い。
でもサクッと読めない。1ページ目から通読ってできない。
だから漢語林だけ読みたいんだけど、最初になにか検索しなきゃいけない。
電子辞書はこれが不便で中古で書籍版を買いました。
箱なし良品で600円。
これで通読や適当にパラっと読みができる!
もうほんと、おもしろい。
盗むの「盗」。
上の「次」は欲しくてよだれをたらしているの意。
そして「皿」はお皿の上の食べもの。
つまり、皿の上の食べものを欲しがってる様を表して盗む、と。
なにこれ、おもろい。
あと、盗汗で「ねあせ」って読むそうです。
その理由の記載はないけれど、
捕まるかもしれない…とか、
悪いことをしたな…
の汗タラリ、からでしょうか。
そんなふうに想像するだけで良い。
ただね、Amazonで実物みないで買ったんですよ。
辞書を。書籍で。何十年かぶりに。
文字小さいですね。
こんなに小さいのかと。狼狽えました。
まだ老眼きてないし、裸眼ですけど。
ガッツリ通読するには目に悪そうなフォントの大きさです。
昔コンパクトなデイリーコンサイスの辞書を使ってましたけど、
あんなに文字ちいちゃくても
10代の時はまったく苦じゃなかったですよね。。
うん…
ならやっぱりフォントの大きさを変えられる電子辞書の方がいいかな…
通読はできないけど、検索したついでに読んで楽しむ方がいいかな…
とも思ったんですけど、
やっぱり書籍版は書籍版の良さがあって。
パッと見開きで情報をみれるのがいい。
語源とか難しい読み方とかパパッと目に入って良いです。
ほんと、漢字辞書、おもしろいです。
エンタメ畑にない、むしろ一見すると無味乾燥でつまらそうなところにあるエンタメってギャップ萌えします。漢字辞書萌え。
電子辞書なら、10年落ちの高校生モデルなら数千円程度から買えます。
こちらは100を超えるコンテンツを一括検索できちゃうのが、いちばんの強み。
一押しはシャープのブレイン。
ちゃんとちゃんとの新漢語林、内蔵。
しかもこのモデルは高校生モデルで中古で安く出回ってます。
教養モデル、高校生モデル、シャープ、カシオと4台持ちですが、このモデルがいちばん使いやすいメイン機。
書籍版の新漢語林もAmazonで中古で1000円くらいから買えます。
こちらはパラっと読みに最適ですね。
電子辞書、書籍版と、note民はどちらも持っていて損はないでしょう。
読み書き好きはハマる人続出しそう。
昔もってましたね。ポケットサイズ。
情報もミニマルでわかりやすい。
学生時代によく読んでました。
新版も現役で売られていてホッとしました。
そうそうそう。
こういうの、読みたかったんですよ。
しかもAmazonのプライム会員なら無料でよめます。語源好きにはたまらん。
この本のなかに語学学習についての記載があって、外国語のマスターには語源から学ぶのが良い、と。
タイトルから連想するハック系ではなく、未来を見据えた上での働き方を考える本。5年くらい前の本だけど、頭の良い人の物の見方を学べます
うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。