ポジティブコトバ

けっして悪い言葉を口にしてはいけない、と決めているひとがいる。

その心がけは尊敬に値する。


でもそれに対して全面的に賛同できない自分もいる。

どうしてだろう?


そのひとはなにか問題があったとき、それを「無かった」ことにしている。

この世にそんなものなど存在しなかった、かのように。


でも、それに向き合って考えないから、ちっとも事態は好転していかない。

大火事の横で微笑んでいる。


そう見えるのは、きっと事態を受け入れてないからだ。


ところで自分はというと。


問題があれば、まずそれらを洗い出す。

つまりいちどネガティブな部分ばかりをまな板の上に載せることになる。


そのとき悪口ばかり言わないでよ! と言われることもある。


でも何かを改善していくとき、問題点が曖昧なままで進展は望めない。

何が問題なのか、明らかにしないと。


ほかにも、驚いたことがある。

僕がこの作業をしていると、わっと大勢が集まってくるのだ。


そうそう、おれもダメだと思ってたんだよ!

ほかにもっと何か考えられないのかね!

そうだよね、あいつ許せないよね!


さてさて、こうして大勢の意見を聞いて、さあいよいよ動こうか、と振り返るとみんないない。


わずかに残ったひとに、さあ一緒に行動しようか、と言うと

おれはちょっと、、

時間が、、

金が、、


これを聞いて腹が立った、訳ではない。


ただ、ぞっとした。


くちは達者だが行動しないひとがほとんどだ、とはよく言われること。

問題はそこじゃない。


つまり僕が問題を詳(つまび)らかにしているあいだ、ただ僕を「悪口を言うひと」と定義づけているひとたちにとって。


文句ばかり言って、こうしていざとなれば蜘蛛の子を散らすように立ち去ったひとたち、と同じように僕は見られてる、ってことだ。


・問題点を明らかにする → 行動し改善する


こんな簡単なフローも理解されない。

だったら自分もネガティブなことを言わないようにしようと思った。

よほど自分の全体を知るひとにでなければ。


ただしこれからも自分自身を疑問に思うような、愛せなくなるような、そらぞらしいポジティブコトバは使わないつもりだ。

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