七理月≒R

この度はノートの方に投稿していきたいと思いました。 是非とも読んでくれると嬉しいです。…

七理月≒R

この度はノートの方に投稿していきたいと思いました。 是非とも読んでくれると嬉しいです。 作家希望です!

マガジン

  • 破壊と再生のプリンセス/INFINITE[HEROS]

    長編連載ライトノベルです。 【――黒白の少女が、英雄となるまで】  世界を創造した六人の神々レギレスの一柱、五代目破壊神が世界に生まれたレイム・レギレス。  最強の神と呼ばれ、世界最強の一角の存在であることで破壊神は神々にも恐れられていた。12歳になった時にある時、破壊神の城にあり得ない存在、光の勇者達が訪れ、物語が動き出す。破壊の領域から出たレイム、そして仲間達は、隠された世界の真実を知り、自分がどのような存在かを知る。  そして壮絶なる悪との戦いを繰り広げ、黒と白の少女が英雄を目指し、人生&伝説と書いて壮大な英雄譚が今始まる――!!

最近の記事

第1章 地上探索編|Ground search   『10 祝福と加護』

「じゃあお父さんとお母さんはそれきり……」準備が出来るまで、最上の地の更に上に展望台に4人とロナはいた。 「うん。破壊神ずっと前から嫌われているから――」曖昧な笑顔でそう言いかけたレイムをロナが遮る。 「レイム様、それは禁句です……」 「ソピアはそんなことない、破壊神様は何も間違っていないッ!」ソピアはレイムの両手を握り、説得をした。  その熱い勢いと目線にレイムは浴びせられた。 「ありがとう……。じゃあ次はレイムが質問ね。何で勇者なんてやってるの……魔王を倒しても今

    • 第1章 地上探索編|Ground search   『9 最破』

      「はぁ~」とりあえずロナとリツリ以外は玉座の間で待機させた。 「レイム様……大丈夫ですか……」 「大丈夫なわけないだろう……」全裸のレイムの前には大きな鏡があり、黒く長い髪を整えていた。 「レイム様、ご報告があります……」とロナがそれを口にした瞬間、空気が凍り付いた。 「ん……」 「お分かりかもしれませんが――」ロナは今までのことをレイムに話した。最破達は破壊神の加護で意識的に繋がっていると言っても過言ではないが完璧ではなく、感覚の問題だ。 「わかった。あのジュウロ

      • 記憶編1 sideジュウロウ 無光ノ剣舞

         それはもう記憶の片隅にあるが、今も覚えている。  三代目様から加護をもらい、強さを手に入れるために修行を重ねている時期であった。  最大国家光の国エレクシアで武闘会が開催されるという話を聞き、腕試しに出たことはきっかけとなったのだ。  その武闘会には各領域から集まった猛者たちが集まり、益々盛り上がりは増すばかり……そして私は遂に決勝戦まで上り詰め、あいつと出会った。  噂では私と同じ和国出身の金髪の長い髪の女で光の神に仕える光の騎士隊長を務めている。 「『剣聖』レ

        • 第1章 地上探索編|Ground search   『8 目覚め』

          「ふッ――」ソージとソピアは開始と同時に前に走り出した。  だがジュウロウは剣を下げ、立ち止まったままだ。  糞ッ!あれは絶対に勝てない相手の行動だろう……だけどやるしかないッ!! 「ハァァァッ――」ソージは刀身の力を込め、剣を振り光の斬撃を放った。 「一つ言っておこう……私に属性攻撃は通用しない――」と呟き、刀を迫ってくる斬撃に向けた。  そして刀の先に斬撃が触れた瞬間、柔らかく消滅した。 「なッ――」その光景に声を漏らし、何が起こったのかなんてわかるはずもない

        第1章 地上探索編|Ground search   『10 祝福と加護』

        マガジン

        • 破壊と再生のプリンセス/INFINITE[HEROS]
          12本

        記事

          第1章 地上探索編|Ground search   『7 光の勇者』

          「おぉ~、光の国とは大違いだね……」金髪を肩まで伸ばした少女がディスラクシェント城の入り口の前で下の独立国を眺めていた。  彼女は光の国名門学院を主席で卒業したお嬢様であり、頭もいいと皆は思っているが少なくとも二人は少女の真実を知っている。  光の神から授かった聖剣の一種でオプロ系転生神器の一つ《純龍聖剣(じゅんりゅうせいけん)ドラゴンスレイヴ》を使用する光の勇者であり、神器の属性は無論、光である。  神器とは、神が創りし武器である。  全ての神器は細かく合計6つに分

          第1章 地上探索編|Ground search   『7 光の勇者』

          第1章 地上探索編|Ground search   『6 破壊の歴史』

           12年前の話……。  四代目風の神シゼル・レギレスと四代目レイス・レギレスの間に生まれた生命が破壊神の力を宿した五代目破壊の神レイム・レギレスだった。  だが名を付けたのは、今でもわからない。  《破壊剣ルークレム》を渡されたのは物心がつき、10歳でその手にやってきた。 「レイム様……この剣を……」  最破の一人、右翼の壱ジュウロウ・ハリアートである。  和国出身の武士であり、6000年前から破壊神の元にいる人間。腰には最強クラスの神器である《無刀・斬理刀(きりと

          第1章 地上探索編|Ground search   『6 破壊の歴史』

          序章 始まり編|The Beginning   『5 再びの神』

           ラウル率いる神の軍と魔王軍の戦いは激しさを増し、謎の奴と互角に渡り合い、剣を何とか奴に当てようと振っている。  謎の幹部は素早く、相手は腕だが俊敏に攻撃を繰り出している。    そして一回一回の攻撃が非常に重く、鎧を纏っているラウルでも嫌でも後ろに体が引いてしまう。 「くッ――ハァァァッ!」柄を強く握り、自身の体に流れる光の力を剣に流し、黄金の刀身が光り出した。    この世界の剣技とは、刀身に自らの力を流しすことで剣技を使う。  明光流派・純技――《穿光《シャイニ

          序章 始まり編|The Beginning   『5 再びの神』

          序章 始まり編|The Beginning   『4 破壊の力』

           奴の背後には既に魔王軍がいた。 「なッ――あの大地をどうやってッ――!!」   あの高さと魔法で全員登った?いやあの魔力なら可能か……だったらもう魔力は少ないはず……。  その瞬間、魔王軍が突撃してきた。 「クソッ、魔王軍を殲滅しろぉぉぉぉぉッ!」ラウルは指示を出し、盛り上がった大地から降りてくる魔王軍を光の騎士と暗黒騎士が切り刻んだ。  雑魚はいいッ、問題はあいつだッ!ラウルは黄金の鞘から剣を抜き、丁度迫ってきた奴に剣を振り被った。 「ハァァァァァッ!」  

          序章 始まり編|The Beginning   『4 破壊の力』

          序章 始まり編|The Beginning   『3 戦いの幕開け』

           破壊神レイムの一撃で爆発で大地が吹き飛び、少しの間魔王軍が認識できない状態であった。あの威力なら何十万の数でも問題ないが、反撃してくる可能性もある。  まだ戦いは終わっていない。 「ふぅ~、まぁまぁかな……」と剣を下げ、自己評価をするレイムに近づく小さな影があった。 「お見事です。レイム様……」と犬のぬいぐるみのような容姿だが、口が動き目の瞬きをして生きているこれは、ロナ、レイムに仕える配下の一人であり、一番位の高い”最破”の一人である。 「あぁ、ロナッありがとう…

          序章 始まり編|The Beginning   『3 戦いの幕開け』

          序章 始まり編|The Beginning   『2 二人の神』

           魔王軍が大陸に踏み入り、その大陸の中心には大きな国があり、その前には大勢の騎士がそこに待機している。半分騎士は漆黒の鎧に身を包み、もう半分は純白の鎧を身に包んでいる。  そうこれが光の神と破壊の神の軍勢である。  魔王軍の情報を聞きつけ、四代目光の神ラウル・レギレスと五代目破壊の神レイム・レギレスが軍を引き連れてやってきたのだ。  いやレイムの方はラウルが無理やり連れてきたのだ。 「魔王軍はいずれも進行中です……真っすぐこちらへ向かってきます……」と二人の神に騎士が

          序章 始まり編|The Beginning   『2 二人の神』

          序章 始まり編|The Beginning   『1 プロローグ』

           真っ暗な宇宙に風・炎・水・闇・光・破壊の六人の原初の神によってこの世界は創造されたと歴史書にはそう書かれている。神はこの世界で崇められ、六人の神は世界を創造し、残りの力で新たな神二代目を創り、朽ち果て、二代目は本能のままにそれぞれ特徴のある種族を創り出し、領域基神が住まうとされる聖域で生み出された。  複数の女性、そして遠くから見つめる男達。  その中心に一人の赤子、漆黒の瞳をしているその存在を女性たちはあやしている。  まだ言葉は理解していないが、その空間にある無限に

          序章 始まり編|The Beginning   『1 プロローグ』

          【第1部 破壊と再生のプリンセス編|Princess of destruction and rebirth】 『0-1 あらすじ・目次(第1部)』

          あらすじ  この世界に恐れられている存在、それは魔王であるが、神でありながら生まれた直後から神々に恐れられ、神々の中でも最も地位の高い王家の六柱の一つである破壊神として少女は生まれた。  名をレイム・レギレス。  突如、レイムの元に光の三勇者が訪れたことでレイムの人生が変わる!  世界を守るために恐れられている力を使いたいレイムとソージ達と意思が合ったことで魔王討伐に出る。  だがその途中で”世界の真実”を知る者と接触し、自分の存在がいかに重要なものなのかを知り、知

          【第1部 破壊と再生のプリンセス編|Princess of destruction and rebirth】 『0-1 あらすじ・目次(第1部)』

          【第1部 破壊と再生のプリンセス編|Princess of destruction and rebirth】お試し編

           ――世界は神が創造した。  ――じゃあその神はどこから来たのか?  ――世界の外は真っ暗な宇宙が無限に広がり、どこにも居場所なんかないと言うのに……。  複数の女性、そして遠くから見つめる男達。  その中心に一人の赤子、漆黒の瞳をしているその存在を女性たちはあやしている。  まだ言葉は理解していないが、その空間にある無限に等しい壁が見えない高さの本棚にぎっしりと大小、厚さが異なる本の中から童話と言えそうな本を毎日眠る前に読んでいる。  それは神以外の存在の目線から語ら

          【第1部 破壊と再生のプリンセス編|Princess of destruction and rebirth】お試し編