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生成AIを使い倒すことで見える景色

自己紹介と宣伝
こんにちわ。リョージです。
普段は新規事業の支援や、自社でヘルスケア事業を推進しています。
ここ最近は医師、看護師、研究者等、医療関係者の方とのつながりが増え、会話に学びが多いことに気づいたため、Podcastを始めました。
良かったら聴いてみてください。

AgingTech Radio

(あ、この記事は生成AIの話です!)

少し先の未来

日々様々な生成AIサービスが出てくる中で、仕事やものづくりに対しての向き合い方も変化してきました。
目指すべきは、作業やアウトプットのほとんどを外部化し、自身はフィードバックと意思決定に徹する。
(これは本来優秀な組織のトップであれば対人でできていることだと思いますが、組織マネジメントに向いてない僕は、AIの進化無くして実現できません。)
これは現状ChatGPTだけで事足りるわけではなく、各サービスをまたいで利用する形になっていますが、いずれは1つのプラットフォーム上でプロセスに沿ったタスクのラインを作り、全てを自動化できるようになるでしょう。
そうなると適切なフィードバックと意思決定ができるプロデュース力が重要になってきます。

少し逸れますが、既に統合型のAIサービスも一部出てきているものの最終的にはOfficeを持っているMicrosoftか、スライド、スプレッドシート等を持つgoogleに軍配が上がるかもなと思っています。
数年先、資料化そのものは見せ方は変わったとしてもなくならないかなと。また、カレンダーやメールを企業が別サービスに簡単にスイッチは難しいという側面もあります。
※Microsoftに関してはOpenAIとの関係がどうなるかにもよります。

AppleもAIまわりを準備しているようですが、Apple Vision ProやApple Watchなど、デバイスありきの独自進化をする気がしています。
手にスマホを持たない世界を実現するための手段としてのAIというか。

ということで、もう少しで自分だけのAIチームは実現します。
それをただ待つのか、それとも今できることを行うのか。

今、生成AIとどう向き合うか

空気を読む
これからAIはどんな進化をどのぐらいのスピード感で遂げるのでしょうか。
シンギュラリティ(技術的特異点)は2045年とも言われていますが、社会的に実装され、一般的なライフスタイルに介在する、例えば「今日カレーを作りたいから材料を考えて購入して送り届けて」ぐらいは既に実装可能なはずです。
単に信用度やリスクの観点で大きな企業が動かないだけです。

考えられる多くのことはそのほとんどが最終的にAIで代替可能になりますが、段階的に社会実装されていくフェーズの今は、上記の例のように、「世間的にはまだ早いと思われている」という空気を読む力も重要になります。
一方で、スタートアップとして上記の仕組みを先に作って動かしてしまうと、それは大企業から注目される事業になり、何かしらのExitにつながるかもしれません。

このように空気を読む力と、未来を想像する力を身につけるためには、現状のサービスを使い倒し、深く潜ることが重要だと考えています。

現状を知り疑う
僕は、学生の頃ガラケーでインターネットができるようになった時、パケ死しながらもとにかく使い倒していました。
ポチポチしながら自分のモバイルHPを作っていた時はその不便さにストレスを感じず、楽しくて仕方がなかった。
今思うと、めちゃくちゃ面倒で時間の無駄遣いなわけですが、これは、当時インターネットやUXというものに詳しくなく、優劣がつけられないため、あるがままを受け容れることができたからです。

そこから20年以上が経過し、たまたまインターネットの仕事をし続けた結果、少しはこの先の未来が想像できるうようになったと思いますが、AIの登場は今までの思考をジャンプさせる必要を感じています。
幅を拡げ、解像度を上げるためには、現状を広く深く知る=使い倒すことが重要であり、特に重要なことは現状のアウトプットを疑い、満足しないことです。

アウトプットスピードに騙されない
生成AIの進化は凄まじいですが、ふと冷静に考えると、現状のアウトプットが完璧に自分たちが望むものかというとそうではありません。

これはChatGPTで作成した嗅覚を拡張する近未来型デバイスをつけた女性ですが、僕のイメージとは何か違います。
もう少しデバイスは小さく、そして食べてる状態を表現したい。
仕方なくPromptを色々追加してみるものの・・

より変になりましたね。
これは明らかにPromptに問題があるのですが、細かく設定しても完璧に思い通りにすることは難しい。
だから生成AIの情報商材、Prompt販売、コミュニティなどは機能しています。

一方で、”なんとなく伝えたいことは伝わるからいいか”と妥協できてしまう側面もあるのが生成AIの今です。
理由として、このアウトプットスピードを人が実現できるわけがなく、且つこのスピードはこれまでに体感したことがないとても素晴らしい体験だからです。
もちろん、この体験が続くと人は慣れ、慣れていくと体験価値は下がっていきます。
しかし、今は慣れよりも新しいサービスが生まれてくるスピードのほうが速く、日々小さな驚きやワクワク感もあり、想像とのギャップに蓋をしています。

これはSuno AIで作った、BACK TO THE FUTUREをイメージした曲です。
ChatGPTで歌詞を作り、Suno AIに投げ込んで生成されるまでものの数分です。
数分でこのクオリティが出てきてしまうと、細かい部分にケチつけたい気持ちなんて起きず、「すごい・・」ってなりますよね。
でも冷静に考えるとこんな曲を作りたかったわけでも、こんな女性の声にしたかったわけでもない。
このようにスピードに踊らされないことが大事だなと思っています。

長くなったので急にまとめ

今はとにかく、生まれてはほとんどがその形を変える、もしくは死んでゆくはずのサービスたちに触れながら、アウトプットとして、UXとして、事業としての未来を予測しつつ、自らもいずれ死ぬであろう事業、コンテンツを生み出しながら、未来を創っていく一翼を担えればと考えています。

新年に「今年はnoteを書いていくぞ」と思ってからようやく書きました。
もっと気張らずに思ったことをラフに書いていこうと思います!

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