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ヘイトについて何かいい方法はないのだろうか

今アメリカの事件をきっかけに人々がぶつかり合っている。先日日本の恋愛リアリティショーの出演者は自ら命を絶った。まだ22歳だった。

今のSNS社会のヘイトは今後10年後も20年後も続くのだろうか?

何か良い方法はないのだろうか。

多分繰り返される。影響力のある人が犠牲になったらみんなで一斉に声を上げて、一時悲しみそしてまた忘れられる。繰り返す。

SNSのヘイトはコミュニティや影響力の大小問わず起こる。フォロワーが多いか少ないかは絶対的な数字で比べるものじゃなくて、「自分と比べて」多いか少ないかだと思う。特に中高生ぐらいの若い子は人生と共にSNSがあったと思うから自分と他人を比べる気持ちや、比べる機会がすごく多いと思う。

比べること自体は悪いことばかりじゃない。憧れに向かって努力したり、見返してやろうと奮起したり。ポジティブなエネルギーに変えていくのは良いことだと思う。自分に卑屈になって他者を攻撃するようなエネルギーは誰も幸せにならない。

もし僕と奥さんの子供が生まれたら、その子もSNSのヘイトに晒されて、ヘイトに晒される有名人を見て、あの子と自分を比べて、そんな世界で生きていくのだろうか。

何か良い方法を考えないといけない。

声を上げるのは思考停止でできる。「ヘイトはいけないと思う、みんなやめよう!」って。で、これまで変わってきたのだろうか。

先日義理の兄に赤ちゃんが産まれた。コロナが蔓延し世界中に犠牲者が発生している中で、産まれた。命って不思議だと変な気持ちになっている。あと本当に可愛い。毎日LINEグループにその子の写真や動画が追加される。今日は伸びをしている動画だった。幸せな気持ちになった。

会わなくても生きていることを分かち合える現代は本当に便利でありがたい。素晴らしい時代だ。

きっとこの子も後数年もすればYouTube見たり、自分のスマホを持ってSNSを通して友達と繋がったりするのだろう。

でも同時にオンラインのヘイトを目の当たりにするのだろうか。

有名人に対する誹謗中傷が当たり前に書き込まれるコメント欄を見るのがその子の当たり前の世界なのだろうか。

そうしてまた誰かが犠牲になるのを繰り返すのだろうか。

何か良い方法を考えないといけない。

僕たちには人を傷つけるだけでなく、親切にしたり、協力したり、認め合う能力もあるはずだと思う。

もっとこの力を鍛えて、他者を尊重する気持ちを社会全体で醸成できないか。

インターネットで世界中の人と繋がれるようになったが、心の距離は依然遠いままだ。

サポートして頂けましたら、ちょこっと疲れた日の晩酌のビール代にさせて頂きます。