りょうすけ / 旅するITエンジニア

フリーランスITエンジニア。 システムエンジニアとして8年間会社に勤めたのちフリーラン…

りょうすけ / 旅するITエンジニア

フリーランスITエンジニア。 システムエンジニアとして8年間会社に勤めたのちフリーランスに。30代。 自知の旅、読書の旅、世界の旅という3つの旅をテーマにお届けします。 朝1個リンゴを丸かじりするとその日は満足。

マガジン

  • ブータン旅行記

    2019年にブータンを旅したときの旅行記です。旅の雰囲気が味わえるよう、これでもかってくらい細かく旅の過程を書いています。のんびりと旅を楽しんで頂けたら幸いです。

最近の記事

ステンドグラス in ドイツ/マインツ

ドイツのマインツには、私が一番好きなステンドグラスがある。 一般的にマインツといえば、3大大聖堂と3大カーニバルの1つがある場所、活版印刷を発明したグーテンベルクの出身地、有名なサッカーチームがある都市、というイメージがある。 それに加えて注目したいのが、ザンクト・シュテファン教会にある青いステンドグラス。 実は、私が百近い教会に訪れたなかで、一番好きなステンドグラスなのだ。 この教会に入って青いステンドグラスを見たとき、思わず「はぁ〜」と溜め息が出てしまった。海の中にい

    • ステンドグラス in ドイツ/ケルン大聖堂

      コロナ以前、ドイツに仕事でしばらく住んだ際、ヨーロッパのいろいろな街を巡るのが趣味になった。ヨーロッパで街巡りをすると、必ずその街の教会に立ち寄る。理由の半分は、教会が自分にとって新鮮で興味を引く場所であるため、もう半分は街歩きで疲れた足を休めるため。 そうやって百近い教会を訪れていく中で、とりわけ印象に残っているのがステンドグラウスの美しさ。思わず息をのむ、というのはこういうことか、と感じた。それまでステンドグラスなんてまったく縁もゆかりもなかったのに。特に好きなステンド

      • ブータン旅行記番外編 ブータンのおすすめ本

        前回まででブータン旅行記をお届けした。今回は番外編として、ブータン旅行をする前や、そもそもブータンをよく知るのに役立つ本を紹介したい。1つの視点ではなく、様々な視点からブータンを見ることができように選んだ。すべて身銭を切って読んだ本で、自信をもっておすすめできる本だ。 ブータンで長年働いた人から見たブータン ブータンを知るために、まず一番先に読みたいのは、西岡京治さんの本。ブータン人も知っている日本人。1964年から1992年まで28年間ブータンに滞在し、ブータンの農業発展

        • ブータン旅行記⑤ 最終回パスポートの次に必要なもの

          前回までで、ブータンの地をめぐる旅は一段落となる。 これ以降は、ブータンの旅を終えて、旅行中に失敗したこと、持っていくべきだったと後悔したもの、旅から見えたブータンの生存戦略やブータン滅亡までのシナリオ、ブータンについての一般的な意見と異なることなど、私が考えたことをお伝えしたい。ついでに、旅を通してどこで一番幸せを感じたかも。 失敗したこと①乗り継ぎ  行きのできごと。羽田からバンコクに到着したのは午前4時半前。ブータンへの出発は13時過ぎだから、8時間近く待ち時間がある

        ステンドグラス in ドイツ/マインツ

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        • ブータン旅行記
          6本

        記事

          ブータン旅行記④ 猫好きな国

          ■7日目冬の都プナカ~空の玄関パロ  何とか朝を迎える。幸い食欲はある。朝食はビュッフェスタイル。でも、客一人でビュッフェスタイルって斬新すぎる。いろいろ出してくれているけど、食べるの自分だけだからね。これ、全部食べろと? なんか、大食い選手権に出ている気分。臨機応変という言葉はこういう時の為にある。  朝食を終え、外を眺める。よく晴れている。朝もやの中に浮かぶ棚田が美しい。 朝もやに浮かぶ棚田  例のごとく出発までには良くなる体のおかげで、なんとか予定通り9時前にホテル

          ブータン旅行記④ 猫好きな国

          ブータン旅行記③ がけ崩れ大国

          ■4日目大自然ポプジカ~要衝トンサ~古都ジャカール  朝起きて電気をつける。が、つかない。また停電しているようだ(この停電は朝食後まで続いていた)。真っ暗な部屋では特にできることもない。朝食まで時間があるので部屋の外に出てしばらく本を読むが、寒過ぎて部屋に退散する。普通に暖房が欲しいレベル。これ、冬に長時間停電したらシャレにならんな。夏でも凍えるくらいだから。1枚厚着を持ってくればよかったと少し後悔。  7時半に朝食。食堂ではストーブがついている。停電でヒーターが使えず体が

          ブータン旅行記③ がけ崩れ大国

          ブータン旅行記② 全自動功徳発生器がある国

          ■2日目首都ティンプー  翌朝。朝食後、さっそくティンプーの街歩きに出かける。小雨が降っている。ティンプーは高度2,300mくらい。首都といえど、主要な道から一本裏にいくと、未舗装の道路となる。私が泊まっているホテルの前の道路も見事に未舗装。足元に注意して歩く。 左の建物が宿泊したホテル。道は未舗装  しばらく歩くと、有名な手信号の交差点にたどり着く。ここがブータンのメインストリート。ブータンを旅して本当なんだと改めて実感したが、ブータンには信号機がない。信号と呼ばれる

          ブータン旅行記② 全自動功徳発生器がある国

          ブータン旅行記① ワンワン天国

          海外旅行が難しいときは、旅行記を読んで旅の気分を味わうのもいい。 そう思って、ふと、ブータンを2019年夏に一人旅したときの旅行記を読んでみた。すると、すごく楽しくて夜もなかなか寝つけないほどになった。こんな気分は久しぶりだ。誰に読んでもらうでもなく書いたものだけど、旅行記というのもなかなかいいものではないか。 この旅行記を読んで、ひとときの旅行気分を味わってもらえれば幸いだ。実際にブータンを旅したあと、5ヶ月ほどかけて書き終わるのが惜しいくらい楽しんで書いたものなので、分

          ブータン旅行記① ワンワン天国

          自分がカモだと気づいた瞬間

          自分が何かのカモになっていると気づくのは難しい。 ある記事で、IT関連の資格を1年で数百名取得した企業に、その資格を作った企業から賞状が送られた、というものがあった。 一瞬、それはいいことだと思いそうになったが、いや待てよ、となった。 そりゃそうだ。資格を作った企業に、少なくとも1年で数百万円を支払ったということなのだから。その企業にとってはボロ儲けさせてくれるカモのような存在なので、賞状の紙切れを渡すくらいなんでもないのだ。 紙切れ1枚渡して翌年も数百万円が入ってくるので

          自分がカモだと気づいた瞬間

          人間のエサって何だろう?

          人間のエサって何だろう? 生き物は自分が好きなエサを食べて生きている。例えば猫はネズミを食べる。魚はミミズを食べる。 でもわたしなら、ネズミやミミズはちょっと勘弁願いたい。 人はご飯を食べて生きるのはもちろんだけど、 それ以外にも生きるのに必要なエサがある。 例えば以下のようなものだ。 ・笑顔 ・感謝 ・感動 ・自然 ・触れ合い ・深い人間関係 ・好きという思い ・関心を持ってもらうこと ・自分が成長しているという感覚 ・相手の役に立っているという感覚 ・読書 こういう

          人間のエサって何だろう?