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子どもの抱っこで大事なこと

ダウン症に特化した小児リハビリをしている理学療法士の胡崎亮介です。
4児の父親で、次男がダウン症(小学校3年生)理学療法士の仕事をしています。
ダウン症に特化した訪問看護ステーション
ダウン症に特化したオンライン講座
を大阪府で運営しています。

【赤ちゃんの抱っこのやりかた】


という「やり方」タイトルですが

抱っこのやり方?
普通に抱き上げればいいんじゃないの?や
色々情報がありますよね!
丸く抱っこするんですよね!

など。様々なご意見があると思います。

の投稿になってます!
気になる方にご参考になればと思います。

①やり方を考える時に見落とさないようにすること


やり方を知る事は大事。でも‥。

これは、どれも正しくもあり、違ってもあり。
要は何かと言うと
【その抱っこ、子どもに合わせている?】
というところが大事かなと思います。

ノウハウっていうのは
やり方なので情報を探すと沢山でてきます。

でもそれはあくまで大人側のことです。

肝心の子どもがその時どんな状態なのか?
居心地良く過ごせているか?
お互いに抱っこを通じての
メッセージをやりとりできているか?

そんな事が大切なように思います。

また、抱っこをする状況によっても変わります

- 移動する時の抱っこ
- なだめる時の抱っこ
- ミルクや授乳の時の抱っこ

この状況によっても微妙に変わってきます。

例えばミルクや授乳の時だと
絶対的に安定していて、飲む事に集中できることが大切だと思います。そうなると、しっかりと頭の位置や身体を支えられていることがポイントになります。

こんな感じで「やり方」は大事なんだけど

その良し悪しの判断基準は
「子どもにある」ということだと思います。

とは言え、大切なポイントもあるので、下記に列挙していきます

②赤ちゃんの抱っこのポイント

①頭を安定した状態にすること
抱っこする側の上腕から肘のあたりで支えてあげると良いと思います

②顎の位置があがっていないかを見る
顎があがる=首が反る状態です
この状態が続くと抱っこしている親と目が合いづらくて、色んな方向に視線が向いて安定しにくいです

③親と子の目があう距離を探す
子どもの視力は産まれてから、その後徐々に大人の視力に近づきます。授乳期のお子さんだと、だいたい20から30㎝の距離とも言われています。
その距離を探して、その位置で抱っこできると良いと思います。

④手足も大事
片手がぶらーんとしてる。片足だけ広がっている。など、そうするとその部位は重力の影響で下へ引っ張られます。
身体は繋がっているので、引っ張られた影響は姿勢にも影響してきます。

⑤身体の軸は真っ直ぐに
子どもを上から見た時に
鼻頭・胸の中心・おへその位置が直線上にあるかを見ると良いと思います。そうすると子どもの身体が真っ直ぐになっているかを確認することができます。

③まとめ

最後はそのやり方が子どもにとって、居心地良く過ごせているか、その目を向けて少しずつ調整していくと良いと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!


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