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市倉有菜が音楽を通して伝えたファンへの気持ち

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 2015年11月28日、東京・秋葉原ディアステージにて、美谷玲実主催ライブ『LIVE WORLD パラレル1~Yuna Ichikura~』が開催された。アイカツ!歌唱担当としても活躍した美谷玲実が、同じく歌唱担当の仲間である市倉有菜のライブをプロデュース。美谷玲実は、市倉有菜の持ち味であるロックとバラード調の歌声を、イメージに合わせてステージに作り上げる。

秋葉原ディアステージという場所は

 夢や目標を叶えるために集まり、秋葉原ディアステージというライブ&カフェバーにて働く女の子たち。でんぱ組.incや虹のコンキスタドールなど、メジャーアイドルを輩出するディアステージが運営する店舗には、歌声を披露できるライブスペースが設置されている。

 飲食スペースが3階まで用意され、各フロアからモニターを通じて、ライブスペースを見ることが可能。フロアスタッフとして働き、来店する客に接客をしながら自分たちを知ってもらう。結果、着実にファンを増やすことができるシステムになっている。

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ライブで表現するステージの歌と観客の模様

 開始時間になり、ライブがスタートすると、主役の市倉有菜、主催者の美谷玲実、そしてアイカツ!歌唱担当メンバーの愛野えりが、『Eden』『destination unknown』を披露した。3人の奏でる歌声のハーモニーに、満員の観客たちは静かに耳を傾ける。歌唱担当だけでなく、自主ユニット『Flash Fractal』としても活動する彼女たちのアンサンブルに、観客の視線は釘づけになった。

 その後、3人の他のライブパートへ移ると、観客たちは静観していたときとは打って変わり、大盛り上がりで会場を激震させた。その様子は、ステージへ向けて何かに応えるかのような場景だった。観客たちが声を上げる理由とは何なのか、それは市倉有菜がライブのMCで語った言葉で明らかになる。

市倉有菜が歌に込めた「ありがとうございます!」

 市倉有菜は「私は擬音でしか表現できないけど、それを玲実ちゃんがみんなに伝わるように理解して、ライブをプロデュースしてくれました。本当にありがとうございます!」と美谷玲実に対する胸の内を明かす。さらに「今日、この場に集まってくれた皆様、本当にありがとうございました!」と頭を下げて感謝の言葉を残した。

 市倉有菜が主催者である美谷玲実に対して抱く想い、ライブを見るために会場へ来てくれた観客への気持ち。2つに共通するのは"感謝"の一言だった。そして、彼女の歌声で感謝を会場にいる人たちへ届け、仲間や観客へ伝えることができたと感じた。

 市倉有菜がライブを通じて観客に伝えたかったのは、歌を聞いてくれる人たちへの「ありがとう」の心ではないだろうか。

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