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4/30②「消費者金融借金体験記」

漢字十文字のタイトルになったが、それぐらい固い、深刻な話なのかもしれない。


初めて借金をしたのは確か、一年半前か、二年前ぐらいだっただろうか。きっかけは、サークルと、高校時代の友達との遊びが、ちょうど近くに予定が入って、貯金じゃ足りなさそうだ、ということだった様に思う。

それまでにも、大学に入ってから、何度か、親や祖母にお金を借りたことがあったが、当然気持ちのいいものじゃない。血縁があるからこそ、むしろ余計にややこしくなる危険を孕んでいる様にも思えた。

そして、某消費者金融の口座を作り、借りた。上限があるということで、俺はその時は二十万円だった。その時はちょっとした遊びの金が足らなかっただけだったので、それで十分だった。

しかし、そんな深刻に考えずに作った口座に、二年後の今や、二十五万円の借入がある状態になるとは、当時の俺は想像もしていなかったのでないだろうか。


この金融の利息の上限は、年利18%らしい。こらでも昔に比べればかなり小さく、良心的になったそうだ。といっても、別に企業が既得権益を自ら捨てたわけではなく、法改正によるものだろうが。

今二十五万円の借入があるので、その18%で、年利は45,000円。月でいうと、約3,800円ということになる。何度か計算したことがあっただろうが、再認識した。

今は、1日4時間バイトしようと思っているので、1ヶ月の30日の内1日は、借金の利息の支払いのために、バイトをしていることになる。そう考えると、なんだか馬鹿馬鹿しく、愚かなことをしている様に思えてきた。


こないだ、地元の友達と飲みに行った時に聞いた話、彼らは二人とも、何社もの消費者金融から、総額1,500,000円程の借入をしていた。

年利18%として、270,000円。月々約23,000円を、利息のために支払うことになる。さらに、元金を減らしていくためには、ここからさらに月々何年かずつ、返済していかなければならないのだ。

あの時は飲みの場だったから、ちゃんと考えれていなかったのかもしれないが、今思い返すとかなり絶望的に思えてきた。彼らは、ちゃんと定職にはついているらしかったが、介護の仕事で、それほど給料も良くないはずだ。


当然、利息分を払うだけではなく、元金も減らしていかなければならない、というのは、彼らだけでなく、俺にも言える話だ。

今月々11,000円ずつ返済しているが、その内約4,000円は利息分、ということになるので、実質の、元金を減らすための返済分は月々7,000円ということになる。

借金の総額が250,000円なので、ざっくり計算すると、約36ヶ月、つまり約3年間、今のペースで、完済するのに掛かることになる。

もちろん、元金が減るにつれて、利息も減っていくので、きちんと借入を増やさずに、毎月返済し続ければ、これより短く済むことになるだろうが、そんなことはいまは考えない方が良い様な気がする。


なんだか気が滅入ってきた。いやしかし、一番効率的なのは、最速で、ガバッと、一気に、返済してしまうことなのだろうが、それが現実的に出来ないからこその現状なのだとも思ってしまう。

どうしたものか。困った。皆さん、借金をする時は、その前によく考えて、利用は計画的にしましょう。

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