水曜日が消えた 多重人格視点で感想を(ネタバレ注意)

多重人格をテーマとした映画です。

多重人格者と過ごし、「中の人」とも家族のように過ごし、特に弟みたいな「りょう」くんとは、このような多重人格をテーマとした映画・漫画などをよく評論してました。

懐かしみながら違った視点で感想を書きます。

曜日ごとに異なる人格

一般的な(?)解離性同一性障害(多重人格)ではありえないはず…

まぁ、映画の脚色なので真に受けても仕方ないですが 笑

アイディアは面白いです。映画の中のポイントになっています。


月曜日の「あとはよろしく」

彼女の中にいた「りょう」くんは初出現が12歳で、格闘技好きでした。

よく、関節技を掛け合って遊んでいました(通常な男同士の遊び方)。

奴がズルイのは!こちらが極めて、逃げれないと悟った瞬間…彼女に戻るんです!

で、彼女はわけもわからず起きた瞬間に関節を極められている…かわいそうことに

まさに、「あとはよろしく」


事故で人格が出現するか

彼女の場合は幼少期のトラウマが原因で、人格が出現するようになりました。

事故がきっかけで人格が産まれるのでしょうか?

これについてはよくわかりません…

可能性としてはあるかも…人間の構造は不思議です。科学や医学で解明できないことはまだまだあると思います。


火曜日の苦悩

「演技と思われるかもしれないし」のようなセリフがありました。

多重人格者はマイノリティであり、繊細な性格ほど気に病みます。彼女もはじめは似たようなことをよくいっていました。

多重人格と診断されたときに、別れ話になると思っていたようです。

私に迷惑がかかるのが辛かったようです。


人格ごとに性格が異なる

性格どころか性別も変わります。

りょうくんは音楽と格闘技が好きな典型的な男の子(12歳)

清香ちゃんは清楚な年頃の女の子(15歳)

「声」が変わるのが印象的でした。人の声紋は人それぞれ異なるので声が変わるというのは肉体的な構造が変わると同じことです。

劇中でも一ノ瀬が曜日ごとにクセがあると指摘していました。人格ごとにクセがあるのはリアリティがあって良い演出だなーと

「りょう」くんのなかで、多重人格をテーマにした映画で一番良かったのは「ファイトクラブ」だそうで、理由は人格で俳優を分けたのが良かったそうです。

「オレからするとそれが一番しっくり来るんだよー」

といっていました。

ちなみに、一番共感していたのは漫画の「多重人格探偵サイコ」…これは後日書きます。

中村倫也さんも7人を演じ分けたのは「すごい!」と思いました。特に月曜日と火曜日のギャップを演じたのは良い。

エンドロールで曜日ごとの付箋が個性出ていて個人的に好きです。


恋愛対象

1人格ごとに性格が全く異なるので当然恋愛対象は異なります。

この映画でも描写がありましたね…

りょうくんの場合、体が女の子なので、最後までいけないのがもどかしかったようです 笑

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