【人生は「奇妙な冒険」でありたい】〜人類は皆、スタンド使いであると仮定する〜

皆さんは自分の人生に名前をつけるとするならどんな名前にしますか？

僕は「奇妙な冒険」とつけます。

ソースは「ジョジョの奇妙な冒険」

具体的には、第4部【ダイヤモンドは砕けない】

主人公の名前は偶然にも“仗助”すけが一緒。

内容をざっと説明すると

杜王町という日本にある架空の町の中だけでストーリーは進行する。序盤はスタンドを生み出す石矢を巡る争い、そして中盤から登場した殺人鬼・吉良吉影がラスボスとなり、彼から町を守るべくスタンド使い達が奮闘する。
登場人物達はごく普通の日常生活を送る中で時折事件に遭遇するという形式になっており、｢日常の中の非日常｣が描かれるというシリーズ中でも異彩なストーリーが展開されそういった面を好むファンも多い。
また、スタンド能力を使用しての犯罪行為はスタンド能力を持っている者にしか認知する事が出来ず能力的にも法的にも警察組織では対応できない点が強調されており、｢スタンド能力者の犯罪行為を阻止し、必要とあれば報いを受けさせる｣というのが主人公側の基本的なスタンスとなっている。ともすれば私刑とも取られかねないスタンスだが、作中で主人公側が実際に殺害したのは鼠と幽霊(？)だけである点も他の部には無い特徴である。引用：ピクシブ百科事典

結論：日常の中の非日常を追い求める奇妙な冒険こそ理想の人生

他のジョジョの作品と比べてこの第4部が異質な点は、「日常の中の非日常」の中でスタンドバトルが繰り広げられる点である。

スタンドという非日常の存在が、一見平和な日常生活に溶け込んでいる。

正確にはスタンドはスタンド使いにしか知覚できないので、スタンド使いではない人間は勝手にいざこざに巻き込まれるか、真横で派手にバトっていても気づかずスルー。

僕からするとこのスタンドが引き起こす現象って現実でも起こっていると思うんですよ。

スタンドが別のものに置き換わっていることが前提ですが。

では現実世界におけるスタンド能力とはなんなのか？

僕的には価値観や言葉がスタンド能力に置き換えられると思っています。

なぜなら、人は価値観に引っ張られて言葉を発するから。

そして人間がそれぞれの価値観をもとに発言した言葉が言霊のように人間に作用されると考えています。

スタンド能力も発揮する時、スタンド能力が発現したということから“発言＝発現“という共通点がある。

より詳しく分解すると

スタンド使い＝自分

スタンドの本体＝価値観(思想)

スタンド能力＝言葉(言霊)

となる。

言霊とは

古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。引用：デジタル大辞泉

あれ？荒木先生、スタンド能力ここから取ったんじゃない？と思うほどの共通点。

ちなみに第3部の最初の頃はスタンドを悪霊と呼んでいた時期もありました。

スタンドの大きな特徴：スタンド使いは、スタンド使いにひかれ合う！

スタンドとは超能力の一種。

例えば、壊れたものを直したり、触れたものを爆弾に変えたりする能力のこと。

もちろん現実にスタンド能力は存在しない。

そんな能力があるのなら是非欲しい。

しかしだ。

スタンド能力のように互いに似た人間をひかれ合いさせる概念が現実にも存在すると考えた。

それは価値観である。

すべての人間は言霊使い：同じ価値観を持つもの同士は、ひかれ合う！

人間は極めて社会的な生き物だ。

それゆえ誰も人と関わらずして生きていくことはできない。

だから人は惹かれ合う。

まるでスタンド使いのように。

だが人という概念ではあまりにも広すぎる。

人間なら誰でも惹かれ合うわけじゃない。

もしそうならこの世に恋人がいない人間なんて存在しないだろう。

では一体、人はどんな人とひかれ合うのか？

それは“同じ価値観“を持つ人だ。

人は自分の価値観から溢れてくる思いを言葉にのせて伝える。その言葉はまるで“言霊“のように対象の人間に突き刺さる。

それはスタンド使いがスタンド能力を発現させることと同意だと考える。

スタンドもその人の思い、考えが形あるビジョンとして現れたもの。

更なる結論：人間の最大の武器は言葉、それはスタンドとなんら変わらない。

この言霊がスタンドと比べて極めて厄介な理由がある。

それはスタンドはスタンド使いしか持っていないが、言霊はすべての人間が持っている。

例外として声が発せない方もいる。

その場合でも何か別の形でメッセージを伝えようとするはずだ。

言葉を発声することだけが言葉だけではない。

伝える手段なんてなんでもいい。

だが忘れてはいけないことが一つある。

伝えるということは武器になる。

だから傷つけるリスクもあるということを覚えておかないといけない。

言葉はスタンドだ。

この人間が持つ大きな武器を間違った使い方をせずに、「奇妙な冒険」を続けていきたいものです。