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お気に入りの焼き物を求めて日本六古窯の地、常滑へ

先日、名古屋へ用事があったので、せっかくなので後泊して愛知県常滑市に日帰りで行ってきた。

常滑市は常滑焼の産地で知られており、世界に誇る日本古来の技術を継承している日本六古窯(ろっこよう)のひとつとして、日本遺産にも登録されている。

最近、お茶を急須で淹れるのにハマっていて、家でのお茶時間を楽しむのに、お気に入りの急須がほしいと思っていた。

愛知県内には、同じく日本六古窯のひとつである瀬戸焼の産地・瀬戸市があるが、急須といえば常滑焼とも言われているほどで、常滑焼の急須で淹れたお茶はまろやかで美味しいとのことなので、常滑に行くことにした。

常滑へは、名古屋から名鉄常滑線で1本、約30分という手頃なアクセスだ。

初めての名鉄でもあり、旅への期待感がじわじわと湧いてくる。

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名鉄常滑駅で降りるとすぐに、やきもの散歩道という常滑焼の名所をめぐるルートがある。


こちらには、職人さん手作り品を販売しているギャラリーが軒を連ねており、お気に入りの焼き物を探す時間がとても楽しい。

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また細く緩やかな坂道を上り下りしながら迷い込むように歩いていくと、レンガ造りの煙突や窯、陶器の廃材利用の坂道など、常滑の歴史と文化を感じることができ、ブラブラしてるだけで心が躍る。

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ギャラリーを何軒か見させていただいて、ついに自分の好みの急須を発見したので、購入することにした。

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常滑焼の急須といえば朱泥の赤く発色したものが有名だが、家の雰囲気にもなじみ、無骨なイメージがカッコいい黒いものに惹かれてこちらを選らんだ。

実際に手に持ってみると、どことなくフィット感を感じることができる。
職人さんの手作りの品だけあり、出来上がりも一品一品違っていて、愛着が湧いてくる。

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この土のグラデーション具合がとてもよくないだろうか。


また常滑市では、市内の飲食店と連携して常滑焼の器で飲食を楽しめるお店を紹介している。

昼食で立ち寄ったお店でも、ランチメニューやコーヒーに常滑焼の器が使われていて、実際に利用することができた。

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購入しなくてもこのように器を体験できる機会があるのはとても楽しい。

常滑焼をお店で使ってみたり、購入して実際に使ってみると、大量生産の工業製品にはない手作り品ならではの味わいがあって、焼き物にどっぷりハマりそうだ。
次は、陶器だけでなく金物の器にも興味が湧いてきた。


物があふれ、100円ショップやインターネットで何でも安くて簡単に手に入る時代だからこそ、日々自分が大切に使うものについては、愛着の湧くお気に入りのものを選んで購入していきたいと、今回改めて感じた。またそのようなこだわりを持つことで、毎日の生活が少しだけ豊かで楽しいものになるのではと思う。

これからも自分なりのお気に入りや豊かさを感じるものを見つける旅をしていきたい。


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