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インドで遭遇した事件 TOP3

今回はタイトルにある通り「インドで遭遇した事件 TOP3」について書きたいと思います。

今思い返してもぞっとする体験、、、
特に1位と2位は心が折れそうなくらいハードな体験でした。


■第3位:Uber Motoのドライバーと約10分間口喧嘩

まず最初に、Uber Motoとはバイクタクシーのことです。
1kmあたり10~12ルピー(17~20円)くらいで乗れて、好きな時間・好きな場所にドライバーを呼べるのでかなり便利です。

Uber Moto
配車アプリやライドシェアを使った移動はインド人の生活の一部になっている

インドに来てUberアプリを使いこなし利便性を感じていた矢先、事件は起きました。

いつも通りUberアプリで目的地を設定して、決済方法を選択。私はいつもクレジットで決済していたので、今回も同様にクレジットカードを選択しました。
そして時間通りにドライバーが来てくれて、目的地に向けて出発。
何ら普段と変わりありませんでした。
が、
目的地に到着して、Thank youと言って立ち去ろうとすると、ドライバーが「money, money」と言ってきます。

クレジットカードで払っていることに気づいていないのかな、と思いクレジットカードで払っていることを伝えると、「no card」と言ってきます。

でも確かに私のUberアプリ上では決済済みとの表示があります。
私は騙されてたまるか!と思い、ちゃんと説明しました。

しかし、ドライバーは英語が分からないようで、話を理解してくれません。
何とかお金を取ってやろうとするドライバー、騙されてたまるかと思う私。
両者がヒートアップして、かなりの口論になりました。
口論は10分にも及び、周りの子どもたちが集まってくるほど盛り上がりました。(笑)

最終的にはドライバーが諦めて立ち去っていき、無事に解決しました。

インドに来た当初なら、困惑して追加でお金を払っていたと思います。
もしかしたらインドに来て一番伸びる能力は「サバイバル力」なのかもしれない、と思った体験でした。


■第2位:インド初日、空港からホテルまで送迎してくれるタクシーが来ない

SIMは現地で購入し、ポケットWi-Fi等も持っていく予定はなかったので、現地で携帯が使えないことを考慮し、宿泊するホテルと、ホテルが用意してくれる空港からホテルまでの送迎タクシーを事前に予約していました。

当初の予定だと、空港の国際線送迎口に自分の名前が書いたボードをもって、ドライバーが待ってくれている予定でした。

インディラ・ガンディー国際空港 タクシー乗り場

いよいよインドに到着し、これから始まるインド生活への期待を胸に送迎口に向かいました。
しかし、送迎口にボードを持っている人はいません。
フライトが30分程早く到着したので、まだドライバーが来ていないのだと思い、そのまま待機していました。

ですが、いつまでたってもドライバーはきません。
携帯はSIMがアクティベートするまで時間がかかるのでまだ使えず、ホテルに問い合わせることもできません。

どうしようと焦っていたところ、心優しいおじさんが声をかけてきてくれました。
事情を説明すると、「携帯貸してあげるから電話してみろ」と言われ、ホテルに電話してみました。
ホテルに電話してみると、「タクシー手配するの忘れとった!すまん。今から手配するのも無理!」と言われ、意気消沈。。。
インドの洗礼を浴びました。

途方にくれていたら、先ほど声をかけてきてくれたおじさんが「俺が車を手配したる!」と言ってくれました。
怪しさを感じつつも、携帯がまだ使えず何もできない状況だったので、お願いすることにしました。

用意してくれた車に乗り込み、いざ出発しようとすると、おじさんが「料金は2000ルピーだ」と言ってきます。
空港からホテルまでは15キロ弱。日本の感覚からすると、それくらいの値段はするだろうな、と思い笑顔でお金を渡しました。

でも、今考えると、2000ルピーはめっちゃ高い。
Uberアプリを使えば400ルピーあれば余裕でホテルまで行けました。
要は「ぼったくられた」ということですね。
携帯が使えなかったのでしょうがない状況だったと言い聞かせてますが、まんまと騙された自分が悔しいです(笑)
しかも車に乗り込んでからお金を徴収するあたりがいやらしいですね。

インドに来られる際はどうぞお気をつけて、、、

空港からホテルへの道中

■第1位:インド初日、予約していたホテルに宿泊できず、路頭に迷う

第2位に記述した通り、まんまと騙された私ですが、実はまだ事件は続いていました、、、

やっとの思いでホテルに到着し、ようやくひと段落つけると思っていました。
ドライバーにお礼を告げ、荷物を降ろし、いよいよチェックイン。

順調に手続きが進みました。チェックイン時に宿泊代を支払うシステムだったのでお金を払おうとすると、
「お前が予約した値段は安すぎるから倍払え」
と言われました。

聞き間違いかなと思い、「Pardon?」と言ってみました。
でも確かに「倍払え」と言ってます。

そのホテルがけっこうローカルなところにあったので、ちょっと怪しいなとうすうす感じていましたが、まだ災難が続くとは。

頑張って抵抗してみましたが、聞く耳を持たれず話になりません。
おとなしく払えば、解決したのかもしれませんが、私は意固地になって支払いを拒否しました。

そのままの勢いで宿泊をキャンセルしてホテルを飛び出しました。
相変わらず携帯は使えない。大きいキャリーケースを2つ両手に持った状態。今夜泊まる場所がない。ここがどこかわからない。情報を集める手段もない。
当時の私は絶望を感じました。(今振り返ってもぞっとします、、、)

とりあえず携帯が使える場所に行こうと、スターバックスやマックを探すことにしました。フリーWi-Fiが使えると思ったからです。

道行く人にスターバックスやマックが近くにないか尋ね回りました。
するとどうやら3キロくらい離れたところにスターバックスがあるみたい。
気温40度の中、私は大きいキャリーケースを引きずってスターバックスまで歩きました。

ようやくスターバックスに到着しWi-Fiを使おうとすると、なぜかフリーWi-Fiに接続できない、、、また絶望しました。

野宿だけは避けたいと思い、最後の力を振り絞って動き始めました。
再び道行く人に声をかけて、Wi-Fiを貸してくれないかと頼みまくりました。
運いいことに5人目くらいでWi-Fiを貸してくれるジェントルマンが現れ、近くのホテルを探しました。

少々高かったですが、ようやくホテルを見つけ、チェックインし、一日目終了。
気温40度という酷暑の中、キよく奮闘したと思っています。

インド歴が長い日本人にこのエピソードを話してみると、結構インドの中でも珍しい経験のようで、初日に貧乏くじを続けて引いたようです。


異常、インドで遭遇した事件TOP3でした。
今となってはユニークな経験ができたと笑って話せますが、当時は地獄にいるようで、結構本気で日本に帰りたいと思ってました(笑)

日本では経験できないことばかりなので、毎日が新鮮で生きている実感がします。今は前回の投稿で紹介した”This is India!”精神で乗り越えることができます。

残りのインドライフではどんな事件が起きるのでしょうか、、、


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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