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わからないからワクワクする / 赤山コラム No.8

日頃から《湧く湧くマガジン》をお読みいただき

誠にありがとうございます。

不定期ではありますが、毎週土日のどちらかは

通常のnoteでのスポーツ現場話は小休止して

赤山が編集長を務めます、《湧く湧くマガジン》の

記事をお届けいたします。


さて本日の内容は


「自分にわからないこと」について


誰しもが年齢を重ねて

経験を積めば積むほどに

自分の知識や経験の範囲内の"自分"という物差しで

目の前の物事を"はかり"ます。


その物差しで問題の根源が見立てられ

課題が解決すればよいのですが。


なかなか目の前の課題が解決していないにも関わらず

自分の物差しだけで解決しようとするのは危険です。


ある時から経験や知識が"バイアス"という重荷になって

問題解決の足かせになることが多いのです。


自分の成長に対する伸び代も一緒です。

どうすれば成長できるか"わかっている"という人は

どのようにして成長を実感し、それを継続して実際に成長していけるかも

きっとわかっているのでしょう。


しかし選手も一緒ですが、自分の伸び代を

頭ではわかっていると思っていながらも

結果が伴わず悶々とする日々を送る選手も多く見受けられます。


きっと自分ではわかっているんだと思います。

成長の為の方法を。


でもわかってちゃ、ダメな事もあるんです。。。


自分の限界を超えて

枠組みを取っ払って

ブレイクスルーするには

まずは"わからない"がスタート地点なんです。



ものすごく当たり前のことですが

世の中には、わかる事よりも

わからない事の方が多いです。


それをいつの日からか

目の前の事象が

自分のわかる範囲で発生していると解釈するので

不思議なものです。


これには学校教育の問題や

知識が増えて課題をクリアしていく

学習過程や習得過程にも多く問題があるので

今回は深掘りはしないようにします。


今回フォーカスしたいのは

わからないものに出会った時の

"こころ"の持ちようについて

自分なりの方法をお伝えしたいと思います。



勉強していればいるほど

自分の理解できない事象や理論、論調に対して

反発したり反証を論じようとします。

それは自分の狭い枠組みの中で

わかっているという事を否定されていると感じからかもしれません。


また自分の場合には多くの情報を収集しているつもりなのに

更に別の角度から論じられると

勝ち負けではないのに、負けたような感覚が

その事象を受け入れられないわかってないのに"わかった”と

なる事もありました。


でも頭では理解できないことも多々ありますし

教科書やネットで調べてもでてこない事象だって

この世の中にはまだまだ存在します。


そんな時にわからないからダメだとか

小さな自分の枠組みの範囲内で物事を解決する事を

手放した時、子供の時のようなワクワクとした感覚が蘇ってきたのです。



皆様も学校に入学して

最初に沢山の教科書を配られた時

ワクワクしませんでしたか?


習い事や部活を始める時

何にも知らないけど、全てがうまく見えた先輩をみると

なぜかワクワクしませんでしたか?


それはこの先、その教科書の知識が手に入る。

部活の先輩のように上達できる。

そのように自分に対する期待から

胸が高鳴るような感覚になったんじゃないかと

私は振り返ってみると感じます。



では大人はそんな自分に対する期待は

してはいけないのでしょうか?



当たり前ですが、そんなことはありません。


誰にだってこの先の自分に期待する権利も

わからないことに向き合う時間も機会もあるはずです。


そして自分自身がいま、過去最大に

わからないことに向き合っていると自負できます。


英語もさっぱりわかりませんし

日本の歴史も中学高校でサボりすぎました。

スポーツトレーナーは16年目くらいですが

選手の悩み全てがすぐに解決できるはずがありません。


女心もあまりわからなければ

GWにキャンプをするのに段取りがよくわかっていません。汗


わからないことがいっぱいですが

これは今までの人生で

一番自分自身に向き合ってきたこの一年半があるので

自分の枠組みがこれまでよりも

クリアになってきたからこそみえてきたのかもしれません。


そうなると不思議と自分に対する期待が膨らみ

前述したようなわからないことが目の前に現れると

ワクワクとした感情が芽生えてきました。


外国に行って英語が全く話せない時に

英語でコミュニケーションがとれるようになったら・・・。

想像するだけでワクワクしました。


帰国後に自然とこれまで開いていなかった英語の本を開いている自分がいました。


知的探究心と言えばなんだか淡白ですが

元来、わからないことにぶち当たった時には

我々はワクワクとした思いをもってやってきたはず。
(思い込みもあるかもですが、そこはご了承ください)

もっと胸張って


『わかりません!!!』


そうやって言える空気を

創っていきたいと思います。



だって"わからない"は

成長の入り口だから。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。



LIbreBody GM
(株)JARTA international 統括部長

赤山僚輔

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
想定外理論。
この未完成で不完全な理論と共に日々の
習慣に変調をもたらし、それぞれの解釈
による行住坐臥の実践日々のワクワクに
繋がるように、そして自分の中から
何かが湧く楽しみに枠組みを外しながら
湧く湧くしていきましょう!!!
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行住坐臥とは
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赤山僚輔 / 理学療法士
財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
LIbreBody GM
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運営責任者:赤山僚輔
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