履修登録のイロハ(東工大向けかも)

大学に合格した皆さん,おめでとうございます。新生活に向けて浮き足立っているところかと思いますが,履修登録についてはもう考えましたか?どんな授業を受けるべきか,とても迷うと思います。そこで今回は,履修登録の際に意識するポイントを紹介していきます。


0.必修の授業は必ず取る

当たり前ですが,必修と書かれた授業は「必ず修め」なければなりません。間違えて履修登録できてない,となると留年の可能性もあるので,気をつけてください。

1.興味があるから,という理由だけで選ばない

興味があるから,という理由だけで授業を受けると,ひどい事態になる可能性があります。初めはやる気があるのですが,ハズレの授業だと課題が多かったり授業が分かりづらかったりと,そのうちやる気が削がれてしまいますそして落単,という流れになっている一年生は自分の周りでも多く見てきました。
履修登録をする段階ではやる気に満ち溢れていても,必ずやる気は減っていきます。それを考慮した上で選びましょう。

2.先輩からのオススメは鵜呑みにしない

先輩から「この授業めっちゃ楽だからオススメだよ」と言われても安易に手を出してはいけません。自身もそれで授業を取りましたが,先生が変わっており,ちゃんと勉強しなければ単位が出ない授業で,かなりキツかったのを覚えています。もちろん,先輩の情報はとても有益なのですが,先輩の情報を聞いた上で,自分でもしっかり下調べをすると良いです。

3.成績評価の方法を重要視する

基本的に,授業の評価方法は「テスト」「レポート」「出席」「グループワーク」「発表(プレゼン)」で構成されています。人によって好みが分かれますが,とりあえず「出席」が評価方法にない授業を選ぶのがオススメです。なぜなら,サークルやら友達との遊びやらで夜遅くまで遊ぶことが増えるため,朝起きるのが遅くなり,結果として大学に行くのが億劫になる日があるからです。「この授業は4回以上休んだら単位落とすから…」というようにきちんと管理できるなら良いのですが,そうでなければオススメしません。必修は出席が必要な授業が多いため,どうしても出席日数等を考慮する必要がありますが,選択科目ではできる限り避けるようにすると良いですね。
また,多くの方は成績評価がレポート重視の科目を好みます。なぜなら,とりあえず書けば単位がくるからですね。もし,東工大や東大のように成績によっていける学部が変わってしまう,という類の方なら,テスト重視の科目が圧倒的にオススメです。レポートは単位は取りやすいですが高得点は取りづらいです。(テストに比べて簡単なので,他人と差がつきにくい)それに対して期末テスト等が課される科目は,ある程度の勉強は必要ですが全然100点取れるので,簡単に高得点を稼ぐことができます。私は期末テスト100%の科目をたくさん取り,高得点を稼ぐことで転院(端的に言えば学部を変更すること。東工大では成績が上位5~10%でないとできない。)を成功させました。

4.空きコマを作らない/一コマだけの日を作らない

空きコマの間はどうせグダグダして終わりです。家が近い人は一回帰れますが,戻ってくるのが面倒です。必修がバラバラで〜,という場合にも,うまく選択科目を入れて空きコマを減らしましょう。一コマしか授業がない日もまずいです。その授業をサボれば大学に行かなくても良いのですから,サボった時の快感に負けて休みがちになります。やめましょう。

5.過去問があるか

新しい教授の授業であったりすると,過去問がなかったりします。過去問がない授業は,受けている人が少ないために無い,先生がコロコロ変わるから無い,など,少しトリッキーな授業の可能性が高いです。サークルに所属するなどして過去問をうまく獲得し,過去問がある授業を受けるようにすると単位が取りやすいと思います。
ちなみに東工大では,一年生の間の授業の過去問はかなり出回っており,一年生の時にサークルに所属していなかった私でも過去問を獲得することができました。また,一年生の授業はユニットという10人程度の小グループごとに割り振られているので,ユニットのメンバーとほとんどの授業が一緒です。そのためユニットのメンバーと仲良くなりやすく,東工大はコミュ障やぼっちに優しい仕様となっています。

終わりに

大学はもちろん学問を修める場所です。私自身も経営工学が学びたくて転院したわけですが,もちろん学びたいことが無限にあるわけではありませんし,仕方なくつまらない必修の授業を受けることもあります。もちろん面白そうな授業を受けることは良いことですが,自分ときちんと相談して受けるようにしましょう。大学生活を有意義にするためには,何も授業を受ける必要はありません。むしろサークルやボランティア,インターンに参加して,勉強以外のことにたくさん触れていきましょう。そのためにも,授業を適当に選ぶのではなく,「過去問があるか」「評価方法が何か」など,紹介した基準をもとに単位がきちんと取れるように履修を組むようにすると良いですね。

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