雰囲気作りについて
私は、嘉麻市バーニングヒーローズの監督になって今年で5年目になります。
その中で、一つ絶対に大事だと思っていることが雰囲気作りです。
雰囲気づくりにおいて、大事だと思っているのは活気です。
しかし、活気というのは出そうと思って出るものではないと最近感じています。
自然と活気が出るというのが、理想のチームの雰囲気だと思います。
しかし、いい状態というものはずっと保てるものではありませんし、非常に脆く崩れやすいものだと感じています。
雰囲気を作っていくために、厳しくしすぎてもだめですし、何も指摘しないのもだめです。さじ加減というものが大事になってきます。
また、仲がいいからというだけではいい状態の雰囲気は出てきません。どこかに緩さが出てきてしまうので、なぜかエンジンがかからず試合が進んでいく時があります。
5年目になって、いろんなパターンで雰囲気が良くなったり悪くなったりというのを経験しました。失敗をたくさんしてきました。
その中で一つこれは間違いないというポイントがあると感じています。
それは、リーダーの人間性です。
どんなにうまい選手でも、人間性が伴っていないとリーダーは務まりません。
リーダー選びに失敗すると、それだけでチームの雰囲気は悪くなります。
逆に優れたリーダーがいれば、その組織は非常に活気づくものだと感じています。