「この日本人、めっちゃオモロイな😂」 外国人に一目置かれる英語の教科書
はじめに
この教科書の前提
この教科書は「まじめ」よりも「遊び心」にフォーカスし、作成しています。知的でかしこまった表現ではなく、面白くセンスのある表現 を学ぶための学習リソースを掲載しています。
紹介している学習リソースに沿って、ジョークの構成やボディランゲージなど、幅広い表現方法を学ぶことができれば、確実に「面白い」やつ、「ワカッてる」やつになれます。僕が英語学習で目指しているのは、そんなやつです。
ピノキオばりに鼻を伸ばして、テキスト通りのつまらない英語を話す人ではなく、つたない英語でも一生懸命会話を楽しもうとする人、相手に楽しんでもらおうとする人、そんな人にぜひ見て欲しい教科書になっています。
免責事項
・真面目に英語勉強している人向けではありません。
・ジョークとして下ネタや差別的表現が出てきます。
・このnoteの著者も思いきった表現を使います。許してください。
Ken Jeong 先生 - 無敵のメンタルを手に入れる方法
Credit: https://www.riverwind.com/event/ken-jeong/
Ken先生の魅力
彼をキャッチコピーで表すと「小さな体から放出される、核エネルギーレベルの狂気」です。
あなたが「ハングオーバー」という映画を見たことがあるなら、彼のことを知っているはずです。忘れるはずがありません。私が最も好きなハリウッドスターの1人です。
彼の演技は独特なんです。もちろんプロの俳優なので、役に応じた演技を完璧以上にこなすことが求めらます。ただ、彼の場合、目の奥から発せられる熱量が凄まじいんです。演技に入ってるとき、彼の両目は恒星のようなエネルギーを帯びていて、圧倒されます。
彼は仕事とプライベートのギャップが半端ではありません。演技では、ヤク漬けのサイコ野郎を完璧に演じます。(彼は基本イカれたアジア人という役柄が多いです。)「コミ・カレ!! 原題: Community」というドラマから、大好きな彼のシーンを載せます。
しかしプライベートでは、医者の資格をもち、2人の娘に愛される最高の父親です。このギャップにより、演技の凄さが際立ちます。
インタビューやテレビ出演の動画を見ても、彼の優しさや誠実さが溢れ出ています。視聴者の多くは、彼の素敵な人柄を理解しているようです。
なぜここまで充実した人生を送っている人が、演技であそこまで徹底したサイコパスの雰囲気を出すことができるのか、不思議でなりません。これはもちろん褒め言葉です。
Ken先生が、教えてくれること。
彼が教えてくれることは、「どんな状況であろうと、今この瞬間から全くの別人になりきることができる、少なくとも演技はできる。」ということです。
このマインドセットは、英語学習にも大きな影響を与えます。自分の才能を卑下し、嫌々ながら単語帳を見ている人と、英語でのコミュニケーションに心からワクワクし、英会話を楽しんでいる学習者の間には、大きな差が産まれます。
私は、自分を含めて英語学習をしている全ての人に、純粋に英語を楽しんで欲しいと思っています。必要に迫られて学ぶのではなく、楽しすぎていつの間にか身に付いている、と言うのが理想です。その最高の入り口が、コメディだと私は信じています。
基本的にコメディで使われる言葉やストーリーは、切れ味を増すために洗練されています。それらの表現を楽しく覚え、自分の英語に馴染ませるのが私の好きな英語学習の方法です。大好きなコメディアンになりきって、爆笑をさらう様子をイメージをしながら学習していると、不思議と細部の発音や文法がするすると入ってきます。
Ken先生の学習リソース
・コミ・カレ!! 原題: Community - Netflix
https://www.netflix.com/jp-en/title/70155589
・ハングオーバー - Netflix
https://www.netflix.com/jp/title/70113002
・ケン・チョンの幸せだよホー - Netflix
https://www.netflix.com/jp/title/80244853
※ Youtubeで「Ken Jeong」と調べると、彼のコメディをたくさん見れます。
Jimmy O Yang 先生 - アジア人の個性を爆発させる
Credit: https://www.facebook.com/funnyasian
Jimmy先生の魅力
彼をキャッチコピーで表すと「深い自己理解から生まれる、等身大のユーモア」です。
彼は香港生まれで、13才で渡米したアジア人というアイデンティティを、強力な武器にしています。アジア人にとって共通のバイアスや考え方を基にジョークが作られているので、親しみやすく、汎用性が高いです。最初に下記の動画を見て頂きたいです。
もしあなたが自己肯定感が低くて悩んでいるなら、彼がぴったりの先生になってくれます。例えば、彼は167cmでアメリカでは身長が低い方です。しかし彼は、身長に関してジョークで笑い飛ばしています。
僕は、身長が高い女の子が好きなんだ。なんたって、一緒にいると自分が成功者に見えるからね。でもちょっと嫌なのが、背の高い女の子はヒールを履きたがること。ある日女の子に聞いてみたんだ。
「なんでヒール履くの??もう身長高いのに!」
「ヒール履いたほうが、お尻が綺麗に見えるのよ!」
「君のお尻が、もう僕の目線の高さなんだけど!!」
🤣 🤣 🤣
痺れますねぇ。身長が低いから女の子に対して自信がない、とかそういう次元じゃないんです。背の高い子とデートにいくと、自分が成功者に見えるから最高っしょ!!というマインドなんです。物事に対する解釈をすこし変えるだけで、世界はまったく違ったものに見えます。
Jimmy先生が、教えてくれること。
彼が教えてくれることは、「コンプレックスや弱みは、能動的に強みに変えることができる」ということです。
私は、彼のその姿勢をとても尊敬しています。彼のコメディを見るたびに、どんな弱みや恥ずかしい過去があっても、ひた隠しにせず、どうポジティブに変換できるか必死に考えろ!と背中を押されている感覚になります。
あなたの経験や感情は、あなたにしか語ることができません。それが唯一無二のストーリーだからこそ、多くの人の心を動かすことができます。
Jimmy先生の学習リソース
・Jimmy O Yang Good Deal - Amazon Prime
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08BYYFLWV/ref=atv_dp_share_cu_r
・シリコン バレー - Amazon Prime
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B077TD11DK/ref=atv_dp_share_cu_r
※ いつの間にか有料になっていますが、最高のドラマです>_<
・「Jimmy O Yang」のYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/LowballJim/featured
※ 謎にご飯食べる動画が多いですが、コメディのみの視聴で大丈夫です。
Gabriel Iglesias 先生 - 観客すべてを魅了させる存在感
Credit: https://www.liveabout.com/gabriel-iglesias-biography-801241
Gabriel先生の魅力
彼をキャッチコピーで表すと「勝手に口角が上がってしまう、雰囲気作りの魔術師」です。彼は稀有な表現者です。彼について多くのことを語る前に、下記の動画をご覧ください。
3718万回(2021/4/23時点)という動画の視聴回数が、彼の才能を物語っています。動画では、彼がコメディショーのためにインドに行った際の話をしています。この動画を見たとき、私は本当に驚きました。彼の話を聴くうちに、はっきりとインドの情景が目に浮かんだんです。
彼は、はっきりとした発音、顔の表情、抑揚の付け方、ボディランゲージ、多彩な擬音を使って、凄まじくリアルな体験を観客に届けることができます。これは一朝一夕でできることではありません。
そして、彼はトークショーを心の底から楽しんでいます。ショーが始まったその瞬間から全力でコメディをするんです。何度も繰り返し見て、私は彼の緊張のサインを探しました。でも、どこにもないんです。自分が彼のようにステージに立って話すのを想像すると、足が震えます。がっくがく震えます。
彼の動画は、尺が30分あります。普通なら、人の話を30分間聴き続けるのは、拷問に近い苦行です。しかし、私は動画を見終わった後、彼の話をもっと聴きたくて他の動画を見あさりました。
そして、私は思いました。30分間、離さず人を惹きつけるって素晴らしい才能だなと。彼の話はストーリーが精巧に練られています。起承転結や、わざと観客を引かせる部分があるんです。
その精度のストーリーは、本来覚えるだけでめちゃくちゃ大変です。私なら一字一句覚えようとして、話の途中で絶対詰まります。そして気まずい雰囲気が漂うステージの上で、一生懸命にが笑いするのがオチです。
でも彼は違います。まるでさっき体験したかのように生々しく表現できます。緊張は微塵も感じさせず、しっかりと観客の反応を見て、話を広げることが出来るんです。ちょっと私がファン過ぎて熱くなり過ぎてるので、ここら辺にしておきますね。
Gabriel先生が、教えてくれること。
彼が教えてくれることは「腹の底からの素直な感情は、相手を共感させる最強の武器」だということです。
彼のコメディには、嘘偽りがありません。ひたすらに素直です。カッコつけることもなければ、必要以上に大袈裟に言うこともありません。トークテーマが、いつもシンプルなんです。息子の学校の校長と話したとか、俺は太っているんじゃなくぽっちゃりなんだ、とかです。
おそらく彼は、普段の生活から高感度のアンテナを張り巡らせています。そして自分はコメディアンであると深く自覚していて、人生の一瞬一瞬の感情や発見を大切にしているはずです。
私も彼のように、四六時中面白い人でいたいな、と思います。周りの人には、幸せで笑っていて欲しいと願っています。
「この言葉は刺さるなぁ」と共感してもらうには、素直な感情をシンプルな言葉にすることが大事だと思います。私は素直な感情と思いやりさえあれば、世界中の人と良い関係築くことができると信じています。
Gabriel先生の学習リソース
・「Gabriel Iglesias」のYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/fluffyguy/featured
※ 彼のコメディーショーは、Youtubeで無料公開されています。
・「Gabriel Iglesias」の公式サイト
https://fluffyguy.com/
※ 彼は世界中でコメディーショーを行っています。いつか生で彼の話を聞くのが夢です。
James Veitch 先生 - 知性溢れるユーモアの作り方
Credit: https://www.ted.com/talks/james_veitch_the_agony_of_trying_to_unsubscribe
James先生のすごさ
彼をキャッチコピーで表すと「世界トップレベルの知性 × 子供のようなユーモア」です。まず彼のこちらの動画をご覧下さい。
彼の強みは、テクノロジーへの深い理解です。上記の「Alexa vs SIri」の動画もめちゃくちゃ凝った準備と編集をしています。
世界でもトップクラスのコメディアンなので、ITに強いチームメンバーが手伝っていると思います。しかし最初はなんのことない「AlexaとSiriを口喧嘩させたらオモロそうやな...」という発想から、このクオリティの動画まで落としむことが出来るコメディアンは多くないでしょう。
彼は、コメディとテクノロジーを掛け合わせたスタイルを切り開いたパイオニアです。彼のプレゼンスライドはとてもシンプルに見えて、とても凝っています。至る所にアニメーションが散りばめられていて、全く飽きません。
James先生が、教えてくれること。
彼が教えてくれることは、「ネガティブな感情は、ユーモアの源泉である」ということです。彼は「面白い」の着眼点が非常に鋭いんですよ。
誰しも必ず遭遇したことがある面倒なものごとを、彼は見事にユーモアに変換しています。私のお気に入りの彼のコメディテーマは、「病院の予約」と「面倒なスパムメールに返信してみた」です。
上記の「病院の予約」というコメディテーマの中では、病院の予約システムや問診票についてのフラストレーションを、最高のジョークに変換しています。例えば、病院のWEB予約の際、症状を書く欄に「もうすぐ死にそうです」と書いてみたり、どのような時にストレスを感じるかを書く欄に「問診票を書いている、今まさにこの時です。.... あと空港の手荷物検査」と書いてみたり。
もちろん、これら全てはジョークです。しかし、実際の生活でそんなことをしたら、どんな風になるか想像するだけで楽しくないですか?
偉大なコメディアンは、観客全員の脳をフル回転させて、創造的でユーモアに溢れた世界を想像させます。本来楽しいことを楽しく話すのは、誰でもできるでしょう。ただ、買い物や通勤といった些細なことから確定申告、政治など、生活にありふれた一見 "退屈なもの" を、腹の底から笑えるコメディにするのは、想像以上に難しくやりごたえがあります。
James先生の学習リソース
・「James Veitch」のYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCeVBDgameAI0Qhf7leaPhYw
・「James Veitch」のTEDトーク
https://www.ted.com/search?q=James+Veitch
※ TEDトークの方が、高画質で丁寧な字幕付きです。
最後まで見てくれたあなたに贈りたい学習リソース
Comedy Central
大好きなインスタグラムチャンネルです。一見アホらしいアイディアを、このクオリティまで仕上げるか普通...と思わせるコンテンツを発信しています。
下記の動画のタイトルは、「僕はブルックリンで下の毛に特化した理髪屋を経営しています。」です。アホか。好き。
ごりっごりの下ネタのため、閲覧注意です🚨
男性の皆さんには、ぜひ見て楽しんで頂きたいです。
Fleabag - Amazon Prime
英国生まれ、ブラックジョークとシュールに特化したドラマがこちらです。あなたの「面白い」の既存概念を、ぶち壊してくれます。
「なにこれ!意味分かんないんだけど笑っちゃうwww」という瞬間が何度も訪れます。それはあなたの脳内で、「面白い」の概念が再構築されているサインです。このドラマに出てくるジョークはくれぐれも外国人の友達、また知らない人に使わないで下さい。シンプルに嫌われます。
Credit: https://screpmagazine.com/fleabag-dallautrice-di-gilmore-girls/
The Office - Netflix
このドラマの面白さは、シュールです。ひたすらシュールです。ただ上手い具合にコメディに昇華しているのが、素晴らしいです。
いい歳した大人たちが、オフィスでふざけ倒すという内容のコメディです。 "おふざけ" と "真面目" が、最高のバランスでミックスされています。
本来、真面目な雰囲気の場で大人がふざけると、痛いです。周りはドン引きします。しかし、このドラマでは絶妙な雰囲気があり、笑ってしまいます。私はランチを食べながらよくこのドラマを見ます。基本吹くので、公共の場で見るのはお勧めしません。
Credit: https://www.hulu.jp/the-office
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