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Dancing in the Streetを海外ミュージシャンとカバーしてみました。

今回は、コラボ初登場のお二人です。
ということで、AmyとBrianによるユニット「Proven Groove」とコラボをしてみました。たしかお二人はアメリカ人だったと思います。

アマゾンMusicやi Tunes Musicでオリジナル曲のEPも出してますので、興味のある方は「Proven Groove」で検索してみてくださいませ。

で、曲は、マーサ&ヴァンデラスの「Dancing in the Street」なんですが、実際のところはアレンジが効いてるので、ちょっとまた雰囲気が違ってます。映像も凝ってるんですよね。

ということで、今回は、こんな感じです。


映像編集はAmyさんがやってるんでしょうね。
彼女は、歌とサックスと鍵盤系をやってますね。
後は、多分、バックトラックの打ち込みもかな? 
で、ブライアンが、ベース担当のようですね(彼はまれにボーカルもしているケースもありますが、少なくとも、この曲では、ベースだけでした)。

<経緯>
彼らは、時々、うちのチャンネルにコメントをくれるので、交流があったんです。それで時々、彼らのチャンネルを訪れて見たりしていたんですが、この二人のは、いつも、どれもアレンジがしっかりされているんですよね。
かつ、そもそもが、どの曲もギターレスなんです。


彼らはなかなか精力的で、既に、オリジナルを含むかなりの数のカバーをアップしているので、面白いのはいろいろあったんですが「Dancing in the Street」がなかなかかっこいいアレンジだったので、「これ、やってみたいな」と(かつ、うちのチャンネルにも合う選曲ですしね)。

ただ「もうできあがっている、ギターを入れていいものか、入れる意味ある?」と、少し迷ったんですよね。

とはいえ、やってみたくはあったので、こちらの方で、勝手に、仮録音をしたのを送って「こんな感じに、あなたたちのバージョンに、勝手にギターをいれてみたんですが、よかったらコラボしませんか?」と送ったら、、、。

「凄くいい感じだと思うので、好きにやってみて」と、お返事を頂いたので、コラボが実現しました(実際は、こちらの音楽的意図を細かく書いて送ったんですが、省略)。

ということで、元がしっかり完成し、わりと創りこまれているので、こちらとしては、「上手くいけば、いつもほどの大変さはないかな」と思っていた感じでしたが、実際、その通りで終わりました。

一つ前の動画であるアルフィーのコラボを先週日曜に仕上げて、アップしましたが、その日の夜11時位から、数テイク、撮影&録音をして、翌日、動画をミックスをして終わらせました。

ということで、恐らく、「過去最速、最短で完成」しました。

もう、できているのにギターを弾いて録音撮影して映像を加えるだけなので、楽勝でした。ある意味、病みつきになりそうな(笑)。
Amy自身が、「うちのはギターレスなので」とメールで書いてましたが、ほんと、多くがギターレスだしなぁ。

いつもは、全て、自分でやってますので、その点では、ほんとに楽だった。マイナスワンとかカラオケと比べると、うちのは、基本全パート録音やら、撮影しているので、どれだけの作業量なのか、改めて自覚しました。
ある意味、アホなことをやってるなと、自嘲気味に(笑)。

とはいえ、コピーではないので、演奏そのものは、自分で考えました。
注意した点、先に作戦を練っておいたところもあります。

箇条書きにすると、、、
1.彼らの音楽性、この曲でやっている方向性に合わせる。
2.彼らがすでに作った要素にぶつからせない、邪魔しない。無駄な音はなるだけ避け、ギターを目立たせ過ぎないように控え目にする。
3.とはいいつつも、自分の演奏が入っていることの意味は持たせる。
4.ミックスにもそれらを反映させる。
5.ただ、少し音が引っ込み気味な感じなので、この部分だけは、マスタリング時に少し修正を試みる。とはいえ、程度の問題なので、控えめにやる。

まぁ、なんだかんだと繊細な音創りにしておられる面もあるので、そこは、私もあわせました。

後は、エッジの立った音でもないので、その辺りも、ギターの音創りの段階から考えました。

<ギター>
Stratocasterでやっているリズム(リフっぽいの)の方は、とりあえず、この雰囲気にどういうのが合いそうか、頭の中でまずイメージしておいて、後は、数テイク、仮で入れてみて、聞いてみて、フィットしたのをそのまま、弾きなおして撮影しました。1テイクで終わらせました(映像、右側のです)。

リードの方は、アドリブで、テストでやって、こちらは2-3テイク撮影&録音しました。今回は、こちらのギターは映像、使ったり使わなかったりでしたので、3テイクからつないでます。
曲頭から一気に弾いてるわけではないので、いわゆるライブではないですが、まぁ、別にいいでしょう、今回は。

で、狙ったのは、
1.軽くファンキー
2.大人なサウンドにする。
3.ベースの音とぶつけないようにするが、同時に、グルーブを加える感じにはする。
4.トリッキーなフレーズを使って、リズム重視のリードギターを入れる。
  仮に、クリーンなJeff Beck風とでも名付ける。
5.リズムは、カッティングだと派手になりがちなので、Comping(コンピング)を主体にして、カッティングは合いの手で、時々入れるだけにする。
  Aメロのコンピングは、主に、3つのパターンを組み合わせて弾く。
  地味なところだが、これで、グルーブとニュアンスの両面を持たせる。

6.Bメロは、少しモータウン系で演出するが、低音弦の音を使う。
7.メインコーラス(サビ)は、アルペで行くが、歌に対してのアクションを入れる(ただのアルペにはしない)。

8.カッティングはアクセント、歌に対して、曲の盛り上がりを補完させるような、入れ方にする。

というようなイメージでやってみることにしました。

そうなんです。そういう風に聞こえないかもなのですが、リードは結構、トリッキーでテクニカルなことをしてます。「速弾きが」というより、スリリングが詰め込みフレーズな上に、曲に合わせて、運指が少し難しいフレーズにしたので。

ヘッドホンで聞くと、色々、小技を使っているのがわかるかもしれません(笑)。まぁ、そんなことはどうでもいいんですが。

まぁ、やはり、アレンジものに、自分のアイディアを入れて、弾くのは、おもしろいですね。時間短く、かつ、楽しい。これはいいですね。

<ミックス>
これも彼らのスタイルがあるので、大幅には逸脱しないようにしています。
ただ、元のは、少し音が奥に引っ込んでいる感じだったので、マスタリングで少し触っています。

やったのは、彼らの元音源に対し「低音を少しだけ膨らませる」「上物、ボーカルを少しだけ前に出す」という感じです。

後は、私のギターを混ぜて、最終的に、それが「とってつけたようにならないにように」なじませています。

リズムがRチャンネル、リードがLチャンネルにして、映像もそれに合わせました。部分的に飛ばしもの系のディレイも使ってますが、派手にならないようにはしておきました。

それ以外で言えば、二か所ほど気になるノイズがあったので、それらは消しました。これは、私が手を入れる前から入っていたので、どうしたものかと思いましたが、なんとか消しました(2ミックス状態ですので、ノイズだけを消すのは容易ではないんですが、色々裏技を使って消しましたので、そこの部分は、まったく気にならなくなりました)。

実は、もう一か所、おそらく歌詞をめくったか何かした際に入ったと思われる「紙こすれ系のノイズ」があるんですが、これはもう諦めました(ヘッドホンで聞いてわかるかどうかのレベルですし、まぁ、いいかなと)。

<映像>
こちらは、一つ前のアルフィーとのコラボで、試したのあの手法を使いました。概ね、上手くいったかなと(このアディアがあの時点であったので、こ先にやってみたわけです)。

グリーンスクリーンの前で撮影して、元の映像になじませるというやりかたですね。もう、映像は完成して、その元の部分はこちらでは触れないので、自分の映像を小さくしておいて、それを加えることに。
具体的には、できたり、消えたりとかして、自分の映像は、最低限にしておきました。どのみち、演奏自体を見てもらうための映像ではないので、これでいいかなと。一応、私が出現するところの映像は、実際に弾いてる映像ですが、カッティングにディレイをかけているところは、後から別テイクのをくっつけたので、そこは映像はなしです。

ちょっと手こずったのは、色の質感の違和感がないようにするのに、色々、調整はしましたが、それくらいでしょうか(完璧ではありませんが、まぁ、これくらいでよいかなとは思います)。

ということで、日曜の夜中に録音撮影して、翌日、月曜には完成! 早かった。
まぁ、今週は出張もあったり、彼らの確認を取ったりしたので、アップはいつも通り週末にしましたが。





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