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Q.ひらがな・カタカナが読めるようになったら次は何をしたらいいですか?

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A.お母様からお子様の教育についての相談を頂きました。ありがとうございます。
ひらがな・カタカナが読めるようになったら次は何をしたらいいか?というご質問。

まずは、お子様がひらがな・カタカナを読めるようになったこと、おめでとうございます。ここまでの道のりがどんなものだったかはわかりませんが、きっとここを目標に据えて親子で頑張ってきたのだと思います。ひとまずご自身とお子様、そしてご家族の労をねぎらってあげてください。

▼現在地の確認
さて、質問への回答に移ります。まず、ひらがな・カタカナが読めるようになった、という部分の現在地の確認をさせてください。
①ひらがなの五十音表を見て、あ〜んまで順番に言える
②ひらがなの五十音表を見て、指し示されたひらがなを読める
③濁点や半濁点、拗音の入ったひらがなが読める
④ニ文字〜五文字のひらがなで書かれた単語を読める(濁音、半濁音、拗音、促音の入ったものも)
読めなくても一度教えれば二度目以降は読める
⑤二文字〜五文字のひらがなで書かれた無意味の言葉の並びを読める(にるけこ、など)
⑥カタカナとひらがなのマッチングができる
⑦カタカナについて、上の①〜⑤までができる

上記のいずれかに抜けがあるようなら、その抜けを補う学習をすることをおすすめします。

抜けがないよ、もしくはなかなか抜けを補うことができず、煮詰まっているよという状態であれば、次のステップに進みましょう。

▼学習の本質とは何か?
さてここで考えたいのは、「ひらがな・カタカナが読めるようになったことで得られる良いこととはなんでしょう?」ということです。教科書が読めるようになる?自分の名前が読めるようになる?まあ色々ありますが、私が個人的に思うのは、「世界を広げることができるようになる」ということだと思っています。

小学一年生だからひらがなは読めなければいけない。今、学習単元がひらがなだから勉強する。というのは学習の本質ではないと思っています。学習の本質とは身につけた知識を使って世界を探求すること、そのためにより多くの知識があれば色々なことを知ることができる。そのために学習をするのだ。というのが学習の本質だと考えています。

しかし、知識というのは準備が整っていなければ入れることはできません。ある一つの知識を得るためには予備知識が必要ですし、その知識を得るためにはその予備知識が、、、とキリがない話になってきます。

相談者様のお子様がひらがな・カタカナを読めるようになったという現在地は、それを学習するための準備が整っていたことの証明でもあります。さらには次の学習への準備が整ったということでもあります。

まずは、読めるようになったひらがな・カタカナを使って色々な絵本や図鑑、街の看板、家に届くチラシなどを一緒に読んでみてください。すると、ご本人が強く興味をもつものが現れてくると思いますので、それに関連することを次に学習していきましょう。

何かご本人が興味を持ったものが現れたときは是非教えてください。次に何をすればいいか?をまた一緒に考えましょう。

質問への回答は以上です。
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