【子育て】褒めるのではなく、称えよう
こんにちは。吉田です。
心理に関する国家資格と民間資格を持ち、学校の先生方や障害児施設のスタッフさんへコンサルテーションや研修を行ったり、自分でも直接子どもたちへの支援を行ったりしております。
お子様を「褒めよう」と思ってもなかなか褒められないものです。なぜなら、「褒めるところがない」「褒め方がわからない」からです。
そもそも「褒め」とは「報酬」なので、「報酬を与えるに値する行い」をしてもらわないと、報酬は与えられない。
さらに、報酬を与えられる側(褒められる側)は報酬に慣れてしまうので、小学1年生の頃のように褒められたとしても、小学6年生は嬉しくないわけです。
だからみんな、「その年齢に応じた褒め方ってどんななの?」という疑問を抱えているので、なかなかうまく褒められない。
もうわかった。褒めるのはよそう。称えよう。というのが今回の話です。
ここで、「称えるって?」という疑問が浮かぶかと思います。僕は「称える」には2つあると思っていて、一つはナイスリアクション、もう一つは感謝です。
お子様が何かをしたときにはとりあえずナイスリアクションで応えていくといい。
「すごいね!」「わーお!」「素晴らしい!」
基本的にこれで充分。
「お母さん、私今日お皿洗い手伝いたい」と
お子様が言ってきたら
「え!お皿洗いしたいの!すごいね!」
とナイスリアクションで応えてあげる。
その後に
「けど、ごめんね今日は油っぽいものが多かったからお母さんが洗っちゃうね。その代わり、机を拭いてくれない?」
と、してほしいことを伝えられるといいですね。
また、感謝については「こちらが感謝できる状況を作る」という動きが必要です。
「〇〇くん。算数ノートをみんなに配ってくれないかな?」
と、普段あまり活躍ポイントがないなという子にわざわざ仕事を与えて
「ありがとう!」を言える状況を作っちゃう。
このようなアプローチをすることで「なかなか褒められないな」という閉塞的な状況を打破できるかと思います。