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【子育て】大人がモデルになるってすげー大事だよ

こんにちは。吉田です。
心理に関する国家資格と民間資格を持ち、学校の先生方や障害児施設のスタッフさんへコンサルテーションや研修を行ったり、自分でも直接子どもたちへの支援を行ったりしております。


お子様の教育や、指導、支援場面では
「こういうときには、こういう風に振る舞うと(行動すると)いいよ」
というのを教えることが多いかと思います。

けど、知識としてそういうことを教えられても「へーそーなんだー」くらいの受け止めにしかなりません。

結局、ことばやお勉強として教えられたことって「情報」になってしまって頭にインプットされて終わりなんですよね。それはまるで買っただけで満足してしまい、ビニール袋に入ったままの収納グッズと同じような感じです。

では、その収納グッズをどうやったら使うことができるのか。それは、そのグッズをビニール袋から出して、それを使えるように準備し、実際に使っているところを見せ、「こういう風に使うんだよ。ほら使ってごらん」とすればいい。

となると、「こういうときには、こういう風にする」という振る舞いや行動を、使えるように子どもたちに教えるには、まずそのシチュエーションを用意する、そして大人が望ましい行動をしてみる、そして「ほら。あなたもやってみなさい」と促す。という段取りになります。

この、「大人が望ましい行動をする」というのがけっこうぽっかり抜けてしまって、子どもたちは教えられたことを頭の中で想像し、「こんな風にするってことこかな?」と半信半疑でやっていることが多いです。

筋が良い子は、教えられたことを再現できますが、そうでない子たちは全然違うことをしてしまって「ちがう」と言われたり、全くイメージが湧かなくて行動に移しもしなかったりということになってしまいます。

だから、教えたいことをしっかりとイメージしてもらうためにも「実際にやっているところを見せる」というのはすごく大事なことなのです。

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