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【書籍紹介】マネーという名の犬~自分のできること、知っていること、自分に備わっているもの

監修されてる村上世彰さんが、まえがきで書いている言葉がいきなりよかったので、まずはそちらを紹介します。

村上世彰さんがこの本を読んで最も大切で役に立つと思った部分

  1. 誰かの問題を解決しようとすれば、お金を稼ぐことができる

  2. 順調な時は誰でもお金を稼げる。トラブルに直面した時に本当の能力がわかる

  3. お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせよう

  4. 幸運は、つねに準備と努力の結果

  5. 「お金持ちになれば、ほかの人を助けることができる」

1については「誰が何に困ってるだろう。そこで君は何ができるだろう」と村上さんは読者に問いかけています。

誰かの問題を解決しようとすれば、お金を稼ぐことができる

第3章でデリルという17歳で億万長者になった子の話が出てきます。ちなみに第3章のお題は「誰かが喜んでお金を払ってくれるのはどんなとき?」です。

デリルは8歳の時に映画を観に行きたいと思います。お金がないので親にもらうか自分で稼ぐかしないといけません。彼は後者を選びます。

まず初めにレモネードを作って街頭で売りますが、寒い日ということもあり、両親以外は誰も買ってくれません。ある成功した実業家に、デリルがこの「失敗」について話すと、2つの重要なアドバイスをくれます。

『いつもほかの人のために問題を解決しようとしなさい。そうすれば、どんどんお金をかせげるようになる。それから、自分が何を知っているか、自分には何ができるか、何が備わっているかをつねに考えなさい』
12歳からの「お金」入門 Kindle版

デリルはこのアドバイスをもとに「生け垣の新聞受けに配達される新聞(アメリカなので)を取りに行く面倒くささ」というニーズを解決するアイディアが浮かび、ひと月1ドルで毎朝、新聞を家のドアの下まで運んであげるビジネスを考え出します。

デリルはさらに「家のドアの前にゴミを出しておけば、それをゴミ収集場まで運ぶ」というビジネスも思いつきます。

デリルはほかの子供たちも巻き込み、手伝ってくれた子供には半分の報酬を支払うというフランチャイズ化も成し遂げます。

その後、本を書きベストセラーになりテレビにも出演し大金を稼ぎ、17歳で億万長者になるというストーリーです。

自分のできること、知っていること、自分に備わっているもの

この本は、お金について学ぶ子供と、なぜか人間の言葉を話すマネーという犬との会話で成り立っています。※犬の名前がマネー

デリルの話をしてくれたマネー(犬)が「さて、デリルの成功のなかで、何が一番決定的な瞬間だったのか?」と主人公に聞きます。その答えがこれです。

「そのとおり。デリルが自分のできること、知っていること、自分に備わっているもののことだけを考えたところから始まったんだ。子どもがたいていの大人よりたくさんのお金をかせぐのに、これで十分なんだよ。たいていの大人は自分にはできないこと、備わっていないもの、自分が知らないことばかりに夢中になって一生を終えてしまうからね
12歳からの「お金」入門 Kindle版

【龍成メモ】
「あなたの強みは?」という問いはよくありますが、言葉としてとても強く、そして「強みか…強みと言えるほどのものを持っているかな?」と悩んでしまう強迫的な問いです。

一方で「自分のできること、知っていること、自分に備わっているもの」という問いは、とても低空飛行で背伸びをしない目線で、リラックスして自分を眺めることができる気がします。

ついつい課題や自分以外の「外」に目を向けがちですが、自分のできることというシンプルでリラックスした問いは、価値を出す上でとても重要な気がしました。

#12歳からの 「お金」入門 #村上世彰 #ストレングスファインダー #自己分析

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