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習近平のコロナウイルス対策は、健康危機を政治危機に変えてしまった(The Economist)

Could protests in China threaten Xi Jinping’s plans for total control? というThe Economistの記事。

コロナで健康な80歳が死亡する確率は、20歳の人がコロナで死ぬ確率の100倍にも上ります。

それにも関わらず、中国で80歳以上の人でワクチンを3回接種した人は、わずか40%しかいません。

The Economistの試算では、最大限流行した場合にはピーク時には感染者は1日4,500万人に達し、仮にワクチンが効き続け、全員がケアを受けたとしても、約68万人が死亡することになります。

そして実際には、集中治療が必要な人は41万に達し、これは中国の収容能力の約7倍になります。

高齢者にワクチン投与するにしても、ワクチン(や高ウイルス剤)の調達自体にも数ヶ月がかかり、簡単な出口は見えない状況です。

【龍成メモ】

2月のnoteでも『リソースの乏しい病院のネットワーク、重症化のリスクが高い膨大な高齢者人口、さらに国産ワクチンの有効性が比較的低い』という話を紹介しました。

これらの要因があるため、様々な政治的思惑を一旦置いておいたとしても、中国政府が取れる手は限られているかもしれません。

#中国 #コロナ #反政府デモ #習近平

Photo by Eric Lin

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