Generative AI産業を形作る3つのチカラ(The Economist)
ChatGPT mania may be cooling, but a serious new industry is taking shape というThe Economistの記事から。
GPTの利用が減り、Googleで「AI」と検索する人も減少し、Generative AIに対する消費者の熱は冷めつつあります。
しかし、それはGenerative AIが一瞬にしてオワコンになったということではなく、水面下でさらならイノベーションに向けて戦いが繰り広げられているというのがこの記事の要旨です。
3つの要因として挙げられているのは以下の通りです。
コンピューティング・パワー
AIをトレーニングするためのデータ
大量の資金
OpenAIが本当は開発を進めたいgpt-5には膨大なコスト(=コンピューティング・パワー)が必要となり、進められずにいます。
そうすると、Googleのような超巨大企業が追いつく可能性があります。まもなく登場するGoogleの最新モデル「Gemini」は現行のGPTよりも性能が良いそうです。
高い計算コストを回避するために、特定のデータに対して特定の処理を行わせるという流れもあり、GPTやGeminiのようなGeneralな処理を行う市場を侵食する可能性も大いにあります。
また、この記事では主要やテーマにはなっていませんが、Googleの社内メモのリークにあるように、オープンソースAIに主役の座を奪われると考える人々もいます。
【龍成メモ】
少し前に「脳画像から心を読む」という論文がNature Neuroscienceに掲載されましたが、この研究でも生成モデル(Generative Pre-trained Transformer)が使われています。
Generative AIが進化することで、我々が想像もしない用途にGenerative AIが使われる時代が来るのかもしれません。
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