簡易戦略メモ~ピーター・ティール Zero to One
久々に戦略本(Super簡易版)を読み始めた理由
前職時代は戦略担当だったこともあり、当時は戦略本を読みまくりましたが、今は主に論文しか読みません(あとは古典)。
しかし、最近とあるミーティングで見た戦略図が頭に残りすぎて、そしてその図が後の思考に役に立ったので、本当に超久々に戦略関係の本を読んでみたくなりました。※ミーティング中は「戦略図を使って社外に説明する人なんているんだ…」ぐらいのノリで見ていたのですが…
Super簡易版の戦略本を手にした理由
とは言え、論文を読む時間を削りたくないので、Super簡易版(1つの戦略の説明が数ページみたいな)の戦略本を探して読むことにしました。選んだのは3000年の叡智を学べる 戦略図鑑という本です。
今日はその内容の紹介です。ちなみに、その本の解釈というか要約なので、原著を正しくまとめているのかは分かりません。
ピーター・ティールのZero to One
今回のまとめのために読んだのは、PayPalの創業者で今は投資家として有名なピーター・ティールの本、Zero to Oneの数ページ要約です。
「独占」こそが大きな利益を生み出す
競争が激しい環境で他社でもできるようなビジネス(=市場)を行うのではなく、他社には模倣ができないことを独占環境で行うことで、大きな利益が得られるという考えです。
競争のない市場を選ぶという点では、ブルーオーシャン戦略に近いところがあるのかもしれません。
競争しない競争戦略という考え方も少し似ていますが、こちらはどちらかと言えば弱者の生き残り戦略なので、ピーター・ティールの(たぶん壮大な)考えとは異なると思います。
独占企業には、4つの特徴がある
4つの特徴とは、プロプライエタリテクノロジー、ネットワーク効果、規模の経済、そしてブランディングです。
プロプライエタリテクノロジーとは他社が真似できない独自技術のことです。
ネットワーク効果とは、利用者の数が増えれば増えるほど利便性が高まる。つまり、利用者が少ないサービスよりも、利用者が多いサービスの方が(ネットワーク効果によって)圧倒的に有利になるサービスのことです。
規模の経済は、規模が大きいほど固定費割合が下がり、単位あたりコストが低くなることを意味します。
「独占してから拡大せよ」
大きな市場の小さなシェアを狙うのではなく、小さな市場の独占的なシェアを狙えということです。
そして、(この本には書いてませんが)小さな市場と言っても「将来、大きくなる市場」であることも、大事な前提条件になっていると思います。
【龍成メモ】
色々なモノが削ぎ落とされているので「Zero to Oneってこんな本だったけ…」という気もしますが、難しすぎて結局読みきれず実践できないよりも、良いと思います。
とは言え、「豚肉抜き」のトンカツみたいなのも嫌なので、英語の要約サイトから今回のまとめにない部分を羅列して終わりにしたいと思います…のはずでしたが、要約サイトが骨太すぎて大作になってしまったので、完成したらリリースして、こちらにもそのリンクを貼りたいと思います。
Bernhard JaeckによるPixabayからの画像
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