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スーパーリッチが利己的だと社会はどうなるのか?(NYT)

What Happens When the Super Rich Are This Selfish? (It Isn’t Pretty.) というNYTの記事から。

西洋社会の長い歴史において、富裕層は地域社会で疎まれて好ましくない存在とみなされないように、疫病や飢饉、そして戦争などの非常事態において自ら持つ富を社会に還元することで、一般民衆の感情を和らげてきました。

例えば第二次世界大戦においては、最高税率が94%という時代もありました。

しかし、最近のコロナパンデミックや大不況において、同様の貢献は見られません。超富裕層は「納税額」としてはかなりのお金を払っていますが、納税の率としては歴史的に見られたようなレベルには達していません。

超富裕層の納税回避という点では成功しているかもしれませんが、それが大衆の反感を買い、反体制・反金持ちの大衆政党の成功を後押ししているのかもしれません。

【龍成メモ】

マイケル・ブルームバーグ氏が米国の大学が不寛容であると非難しています。恐らく、一部の学生がパレスチナ人支持を表明し、デモを行っているからだと思います。

ただ一方で、ブルームバーグ氏はイスラエルの行き過ぎた攻撃、民間人の虐殺については一切触れていません(ハマスの民間人虐殺については触れているが)。

ブルームバーグ氏と言えば文字通り、巨大メディアBloombergの創設者であり、元NY市長です。そしてユダヤ系米国人でもあります。

彼のような超富裕層かつ権力者側の人間のPro Israelな姿勢が、米国のイスラエル支援(膨大な軍事援助を毎年行っている)に対して、少なくない影響与えているのかもしれません。

#超富裕層 #スーパーリッチ #高額納税 #増税

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