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Ryosei ビジネス記事メモ

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記事一覧

Apple、独自のAIビジョン(Financial Times)

Apple Intelligence: iPhone maker takes control with its own AI vision というFTの記事から。 AppleのOpenAIとの提携について、Financial TimesとThe Wall Street Journalの両方の記事を拝見しましたが、かなり見方が異なるようです。 WSJは、OpenAIがMicrosoftとの契約が既にあるにもかかわらず、Appleとの緊密な連携を発表したことで、Microso

個人の性格が投資戦略に大きな影響を与える(WSJ)

How Your Personality Can Affect Your Portfolio というWSJの記事から。米国、ドイツ、オーストラリア、中国の投資家について、性格が投資戦略に与える影響を研究した論文についての記事です。 非常にオープンな性格の投資家は、株価の暴落や暴騰といった極端な出来事の可能性を受け入れる傾向があり、そうでない人よりも株式購入においてリスクを取る傾向がありました。ポートフォリオにおいて、より多く株式を保有する(保有割合が3%多い)という傾向もあ

中国とは対照的に、G7で人気な日本企業(WSJ)

In Contrast to China, Japan at G-7 Basks in Newfound Appeal to Companies というWSJの記事から。 相対的に安心Japan『日本の政治は退屈かもしれないが、投資家やCEOにとっては、中国の権威主義的指導者が率いる気まぐれな弾圧や、米国の債務返済の是非をめぐるチキンゲームに比べれば、マシだろう。』 という消去法的ポジティブ要因があるようです。 日本の技術力や潜在力に期待『日本には、人々が思っているより

ウォーレン・バフェットが日本の魔法のマネーツリーを揺らす(The Economist)

Warren Buffett is shaking Japan’s magic money tree というThe Economistの記事より。 日本株が割安であったり、日本の「総合商社」に将来性があるといった観点もあるのかもしれませんが、記事では、ドルと円の金利差にも注目しています。 バークシャー・ハザウェイは4月14日に円建てで約12億ドル発行しました。2019年から2022年にかけて発行した78億ドルと合わせると、総額で約90億ドルの調達になります。日本円にすると

未来的な医薬品の登場によって、医師には新たなトレーニングが求められている(WSJ)

These Drugs Are So Futuristic That Doctors Need New Training というWSJの記事です。 先進的な治療にはトレーニングを受けた医師が必要ノーベル賞を受賞したCRISPR-Cas9を始めとして、科学的な進歩によって様々な新しい治療法が生み出されています。 記事でベレント・ワイス博士が 「これまでのボトルネックは、科学と薬剤を見つけることでした。しかし新しいボトルネックは、薬を投与するための十分な訓練を受けた人を確保

元スタートアップ創業者、JPモルガン・チェースへの詐取容疑で検察に起訴される(NYT)

学生が学費のローン申請を行う際のプロセスを改善するサービスを提供しているFrankの元CEO、Charlie Javice氏はJPMorgan Chaseへの詐取容疑で検察から起訴されました。WSJの記事で知りましたが、NYTの方が分かりやすかったのでNYTの記事をもとに内容をまとめます。 JPMorgan Chaseは約231億円(1億7500万ドル)でFrankを買収する予定でしたが、Frank社が425万人いるとしていた顧客が大幅に水増しされており、実際には30万人未

ロシア・ウクライナ戦争は終結するのか?(ランド研究所、NASDAQ、フォーリン・アフェアーズ)

米国防総省が支援するシンクタンク、米国にロシアとウクライナの戦争を止めるよう要請安全保障に詳しい(政府やシンクタンクのランド研究所が出した報告書の中で「ロシアとウクライナの戦争を長引かせることは、米国とその同盟国に積極的に損害を与えている」と主張し、米国政府に対してロシア・ウクライナ戦争を終わらせるよう促しています。 ロシア・ウクライナ戦争終結で伸びる株3 Must-Buy Stocks if the Ukraine War EndsというNASDAQのニュース。出だしに 

苦悩する美容室TAYAとQBハウス

TAYAって上場してるんだというのを知り(というか改めて思い出し)、会社の価値を調べたところ27億円しかなく驚いたため、簡単に数字をまとめてみました。 参考までに市場セグメントは異なりますが、QBハウスの決算と戦略も貼っておきます。QBハウスも上場してます。 1年で純資産が半減。今後も経常赤字が続く田谷田谷(TAYA)は去年2021/9に約21億円あった純資産が、2022/9には約10億円と半減しています。 通期(2023/3末締め)の経常利益もマイナス約5億円となる見

「習近平主席・2023年新年の挨拶」動画を観てみた

去年「習近平主席・2022年新年の祝辞」を観て非常に勉強になったので、今年も早速チェックしてみたいと思います。日本語訳は中国共産党中央委員会の機関誌『人民日報』のネットメディアによるものです。 少々テンションの低い出だし昨年の新年挨拶では『「二つの百年」の奮闘目標のバトンタッチが行われ』という非常に壮大な話から始まってました。 昨年2022年が節目の年ではなかったからなのか(それとも国内が混乱しているからなのか)、今年は落ち着いた出だしで「社会主義現代化国家の全面的な建設

四季報2022年秋の備忘メモ③(ヤオコー、七十七銀行、芙蓉総合リース)

埼玉県中心の食品スーパーなのに時価総額が3,000億円近くあるヤオコーヤオコーは創業明治23年、埼玉県川越市に本社があるスーパーマーケットです。店舗数はヤオコー以外のブランド(エイヴイ、フーコット)を含めると192店舗。 2022年3月期決算によると、営業収益5360億、経常利益が232億円です。時価総額も2,700億円超あります。 全然業績などとは関係ありませんが、ヤオコーで色々調べていたら、このおはぎが美味しすぎました。こちらの記事の写真がとてもヨダレものなので、是非

11/16 気になる記事(スポーツクラブ水道光熱費がかさむ、虎ノ門ニュース終了)

スポーツクラブ大手の中間決算、2ケタ増収も水道光熱費の上昇に苦闘中(M&A Online)特のこの業界を調べていたわけではないのですが、目に止まったのでご紹介。 例えばコナミスポーツは売上が12.6%増にも関わらず、利益が62.4%減になるなど、売上の増加を利益に転じることができずに苦労しているようです。セントラルスポーツやティップネスも同様です。 オリックスのDHC買収で、右派番組「虎ノ門ニュース」が終了か(M&A Online)そもそもDHCがオリックスに買収される(

凡庸なスキルも掛け算すれば「卓越したスキル」になる by DilbertのScott Adams

ビジネスマンガで有名な「ディルバート」を描いているスコット・アダムスが、俺の生存戦略という本で面白い事を言ってたので紹介します。 端的に言うと「何かで成功したければ、2つの能力を使え」という内容です。 何か特別手に入れたいものがあるのであれば2つの方法がある(〇〇になりたいとか)① その特別な何かで一番になること ② 2つ以上の分野でとてもよい結果を出すこと(それぞれの分野で上位25%以内) 1つ目は超絶ヴァイオリンが上手いとか、NBA選手レベルでバスケができるとか、そ

アイデアマシンになるための究極の方法 by James Altucher

多芸多才なJames AltucherのブログからTHE ULTIMATE GUIDE FOR BECOMING AN IDEA MACHINE というJames Altucherのブログから。 James Altucherはヘッジファンドマネージャー、作家、ポッドキャスター、起業家など、いくつもの顔を持っています。20以上の会社を創業もしくは共同創業、本も20冊出版していて、FT、WSJ、そしてTechCrunchにも寄稿しています。 そんな彼が、アイデアを生み出し続け

簡易戦略メモ~ピーター・ティール Zero to One

久々に戦略本(Super簡易版)を読み始めた理由前職時代は戦略担当だったこともあり、当時は戦略本を読みまくりましたが、今は主に論文しか読みません(あとは古典)。 しかし、最近とあるミーティングで見た戦略図が頭に残りすぎて、そしてその図が後の思考に役に立ったので、本当に超久々に戦略関係の本を読んでみたくなりました。※ミーティング中は「戦略図を使って社外に説明する人なんているんだ…」ぐらいのノリで見ていたのですが… Super簡易版の戦略本を手にした理由とは言え、論文を読む時